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*07:49JST 9日の米国市場ダイジェスト：ダウは56ドル高、1-3月期決算への様子見ムードで小動き ■NY株式：ダウは56ドル高、1-3月期決算への様子見ムードで小動き NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：17958.73　　終値　：4974.57 前日比：+56.22　　　前日比：+23.74 始値　：17897.70　　始値　：4950.84 高値　：17984.22　　高値　：4975.93 安値　：17823.10　　安値　：4928.11 9日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は56.22ドル高の17958.73、ナスダックは23.74ポイント高の4974.57で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数がやや市場予想より少なかったことで買いが先行。8日の取引終了後に発表されたアルコアの決算が低調であったことから、本格化する1-3月期決算への警戒感で下落する場面もあったが、引けにかけて上昇する展開となった。セクター別では、エネルギーや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。 ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)は予想を上回る決算と、米国内の約200店舗を閉鎖するリストラ策を発表して上昇。アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ（STZ）は、決算内容が好感されたほか1973年の上場後初めてとなる配当実施を明らかにし、買われた。一方で、非鉄のアルコア(AA)は、8日に発表した決算で売上高が予想を下回ったことが嫌気され、下落。会員制卸売のコストコ・ホールセール（COST）は、3月既存店売上高の落ち込みを受け、売られた。 雇用統計を受けた早期利上げ観測の後退で、9日の米国債30年物入札は、最高落札利回りが前回を更に下回る2.597％となり、世界的な景気の先行き懸念が示された形となった。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は120円58銭、債券利回りの上昇に伴うドル買いが先行 ドル・円は119円86銭から120円74銭まで上昇し120円58銭で引けた。週次の新規失業保険申請件数で、4週平均や継続受給者数が約15年ぶりの低水準に改善、30年債入札の低調な結果を受けて債券利回りの上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。 ユーロ・ドルは、1.0778ドルから1.0637ドルへ下落し1.0661ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り、ドル買いが再燃した。ユーロ・円は、129円26銭から128円24銭へ下落。ポンド・ドルは、1.4841ドルから1.4685ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9682フランから0.9790フランまで上昇した。 ■NY原油：反発で50.79ドル、大幅安後の買い戻し、イラン輸出増の思惑も後退 NY原油は反発（NYMEX原油5月限終値：50.79　↑0.37）。52.07ドルまで上昇した後、50.60ドルまで下落した。前日に米国内全体の原油在庫の大幅増加を受けて、大きく売り込まれた後であり、利益確定など買い戻しの動きが先行した。 また、イランのロウハニ大統領が、「経済制裁が解除されるまでは、イラン核協議枠組み合意文書にサインしない」と発言。米国の認識(イランが合意守れば、段階的に解除)と相反する主張に、「制裁解除なら、イランの原油輸出が増える」との思惑が後退したことも、買いにつながった。ただ、引けにかけてドル高進行による割高感が強まり、上げ渋りとなった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.71ドル　+0.10ドル（+0.64％） モルガン・スタンレー（MS）　36.64ドル　+0.38ドル（+1.05％） ゴールドマン・サックス（GS）194.89ドル　+2.33ドル（+1.21％） インテル（INTC）　 　　31.24ドル　-0.07ドル（-0.22％） アップル（AAPL）　　　　　　126.56ドル　+0.96ドル（+0.76％） グーグル（GOOG）　　　　　　540.78ドル　-0.83ドル（-0.15％） フェイスブック（FB） 82.17ドル -0.11ドル（-0.13％） キャタピラー（CAT）　　　　 80.68ドル　+0.24ドル（+0.30％） アルコア（AA）　　　　　　　13.21ドル　-0.46ドル（-3.37％） ウォルマート（WMT）　　　　 80.84ドル　-0.19ドル（-0.23％） スプリント（S）　　　　　　 4.93ドル　+0.02ドル（+0.41％） 《KO》