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*07:50JST 7日の米国市場ダイジェスト：ダウは5ドル安、早期利上げ観測後退も引けにかけて下落に転じる ■NY株式：ダウは5ドル安、早期利上げ観測後退も引けにかけて下落に転じる NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：17875.42　　終値　：4910.23 前日比：-5.43　　　 前日比：-7.08 始値　：17884.32　　始値　：4917.50 高値　：17983.12　　高値　：4948.88 安値　：17871.21　　安値　：4909.77 7日の米国株式相場は下落。ダウ平均は5.43ドル安の17875.42、ナスダックは7.08ポイント安の4910.23で取引を終了した。3月雇用統計やニューヨーク連銀総裁の発言から早期利上げ観測が後退する中、朝方にミネアポリス地区連銀総裁が16年下期まで金利を据え置くべきとの考えを示したことで、買いが先行。その後は、運輸セクターでの買収発表やNY原油先物相場の上昇で堅調に推移したものの、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや運輸が上昇する一方で不動産や自動車・自動車部品が下落した。 運送会社のフェデックス（FDX）はオランダの同業TNTエクスプレスを約48億ドルで買収する方針を明らかにしたことで、上昇。原油価格の上昇を受けてエクソン・モービル（XOM）やシェブロン（CVX）などエネルギー関連企業が堅調推移となった。クルーズ客船運航のカーニバル・コーポレーション（CCL）はウェルズ・ファーゴによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受けて下落。 なお、データ統合ソフトウェアのインフォマティカ（INFA）は、投資会社とカナダ年金基金による総額53億ドルでの買収合意を発表した。米国で今年最大のレバレッジド・バイアウト（LBO）となる。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は120円29銭、米2月JOLT求人件数の予想上振れなどでドル買い先行 ドル・円は120円02銭から120円45銭まで上昇し120円29銭で引けた。米労働省が発表した2月JOLT求人件数が予想を上振れ14年ぶりの高水準となったこと、世界の株式、原油相場の上昇を受けて安全資産としての債券買いが後退し利回り上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。 ユーロ・ドルは、1.0885ドルから1.0803ドルへ下落し1.0814ドルで引けた。イースター関連の祭日明けで、欧州勢のユーロ売りが再開。ユーロ・円は、130円80銭から130円04銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.4912ドルから1.4803ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9609フランから0.9672フランまで上昇した。 ■NY原油：続伸で53.98ドル、サウジ石油相発言で一段高に NY原油は続伸（NYMEX原油5月限終値：53.98　↑1.84）。51.17ドルから54.07ドルまで上昇した。NY時間7日正午に公表予定だった米エネルギー情報局(EIA)の4月短期エネルギー見通しについて、今年の生産量が引き下げられるとの思惑が浮上し、買いが先行。 その後、EIA見通しが公表され、米原油生産量が日量923万バレルに下方修正されたことから(前回935万バレル)、買いが継続した。また、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、「来年からシェールガスの生産を開始する」と述べる一方、「石油価格は近い将来回復する」など価格動向に楽観的な見通しを示し、買いが強まった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.46ドル　-0.05ドル（-0.32％） モルガン・スタンレー（MS）　35.94ドル　+0.03ドル（+0.08％） ゴールドマン・サックス（GS）192.39ドル　+0.34ドル（+0.18％） インテル（INTC）　 　　31.26ドル　+0.22ドル（+0.71％） アップル（AAPL）　　　　　　126.01ドル　-1.34ドル（-1.05％） グーグル（GOOG）　　　　　　537.02ドル　+0.26ドル（+0.05％） フェイスブック（FB） 82.32ドル -0.12ドル（-0.15％） キャタピラー（CAT）　　　　 80.54ドル　-0.95ドル（-1.17％） アルコア（AA）　　　　　　　13.43ドル　+0.07ドル（+0.52％） ウォルマート（WMT）　　　　 80.50ドル　-0.49ドル（-0.61％） スプリント（S）　　　　　　 4.99ドル　+0.02ドル（+0.40％） 《KO》