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欧米為替見通し:ジブリの法則の日の逆ダブル・バズーカ砲

2015/2/13 17:10 FISCO
*17:10JST 欧米為替見通し:ジブリの法則の日の逆ダブル・バズーカ砲 本日13日の欧米市場のドル・円は、欧州連合首脳会議でのギリシャ債務問題の協議を見極めつつ、米国2月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値に注目する展開となる。 昨年の10月31日(金曜日)は、日本銀行の追加緩和策と年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の外貨建て資産増額という円売り材料「ダブル・バズーカ砲」が発射された。 本日2月13日(金曜日)は、日本銀行の追加緩和への否定的な見解とGPIFの為替ヘッジ観測という円買い材料が重なり、市場が荒れやすい「ジブリの法則」への警戒感を高めている。(※ジブリの法則:スタジオジブリの作品が放映される日は、市場が荒れる傾向にある) ドル売り・円買い材料は以下の通りとなる。 1)米国の景況感悪化懸念、米国10年債利回り低下 2)日本政府の円安抑制観測、日本銀行の追加緩和への否定的な見解 3)ギリシャ債務問題への警戒感 4)米国債償還・利払いに伴うリパトリ(外貨建て資産売却・円買い) 5)ヘッジファンド解約45日前告知ルールでの円・キャリートレードの手仕舞い 6)年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の外貨投資ヘッジの可能性 昨日から開催されている欧州連合首脳会議では、16日のユーロ圏財務相会合に向けて、ギリシャ債務問題の妥協点を模索する展開となる。 ギリシャ債務問題に関しては、メインシナリオが6ヶ月の「つなぎ融資」で金融危機を先送りするパターン、リスクシナリオ(1)が、債務交渉が決裂してギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥り、ユーロ圏から離脱するパターン、リスクシナリオ(2)が、ロシアによるギリシャ支援、となる。 【今日の欧米市場の予定】 19:00 ユーロ圏・10−12月域内総生産速報値(前年比予想:+0.8%、7-9月期:+0.8%) 19:00 ギリシャ・10-12月国内総生産速報値(前期比予想:+0.4%、7-9月期:+0.7%) 22:30 米・1月輸入物価指数(前年比予想:-3.2%) 24:00 米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:98.1、1月:98.1) 《KO》