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*08:24JST 今日の為替市場ポイント：米労働市場の大幅改善期待は低下 昨日9日のドル・円相場は、東京市場では119円10銭から118円73銭までやや軟調推移。欧米市場では118円33銭まで下落し、118円64銭で取引を終えた。 本日10日のドル・円は118円50銭前後で推移か。欧米諸国の株安を意識してリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。 9日に発表された1月の米労働市場情勢指数は4.9で12月実績の7.3を下回った。12月実績は6.1から7.3に上方修正されたが、1月の情勢指数が4.9に低下したことから、米労働市場の大幅な改善に対する期待は低下し、利上げが早い時期に行われるとの思惑もやや後退したようだ。 市場関係者の間では、米国の非農業部門雇用者数が毎月20万人超のペースで増加を続けることは今後難しくなるとの見方が浮上している。現時点で労働市場が急速に悪化する可能性は低いとみられているが、今年後半にかけて世界経済の成長が鈍化する可能性があることから、失業率は5％台前半まで低下しても非農業部門雇用者数は毎月15万人程度の増加にとどまるのではないか、との声が聞かれている。 《KO》