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欧米為替見通し:米国のインフレ率とギリシャ財務相の動向に注目へ

2015/2/2 17:11 FISCO
*17:11JST 欧米為替見通し:米国のインフレ率とギリシャ財務相の動向に注目へ 本日2日の欧米市場のドル・円は、米国連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している米国12月のコア個人消費支出価格指数、そしてバルファキス・ギリシャ財務相の動向に注目することになる。 米国の12月のコア個人消費支出価格指数は、前年比+1.3%と予想されており、11月の+1.4%からの低下が見込まれている。原油価格が低下基調にあることで、世界的にインフレ率は低下傾向にあり、米国のインフレ率もインフレ目標(+2.0%)を32ヶ月連続で下回ることになる。 原油価格が続落して、インフレ率が1.0%を割り込んだ場合、ハト派が主流になった連邦公開市場委員会(FOMC)の「忍耐」が試されることになる。 バルファキス・ギリシャ財務相は、国際支援団からの支援プログラムを期限の2月28日までに終わらせ、新規方策で合意するまでの「つなぎ支援」を目論んでいる。バルファキス財務相は、ギリシャのユーロ圏からの離脱には否定的で、チェックアウト出来ない「ホテル・カリフォルニア」に喩えているが、デフォルト(債務不履行)の可能性は示唆している。 1日にサパン仏財務相と会談して支援を取り付け、本日はオズボーン英財務相と会談し、明日はイタリア、その後ドイツへ向かう。 バルファキス財務相は、1953年の「ロンドン債務協定」方式を目指しているのではないか、と噂されている。 1953年、西ドイツ政府は西側諸国との間に戦前の支払いを約束するとともに、ドイツ統一まで支払いを猶予する債務協定を締結した。 ドイツ政府は、1990年のドイツ統一後に債務の支払いを再開し、2010年に債務を完済したが、1921年の債務確定から89年が経っていた。 【今日の欧米市場の予定】 18:00 ユーロ圏・1月製造業PMI改定値(予想:51.0) 18:30 英・1月製造業PMI(予想:52.7、12月:52.5) 22:30 米・12月個人消費支出(PCE)(前月比予想:-0.2%、11月:+0.6%) 22:30 米・12月個人所得(前月比予想:+0.2%、11月:+0.4%) 22:30 米・12月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.3%、11月:+1.4%) 24:00 米・12月建設支出(前月比予想:+0.8%、11月:-0.3%) 24:00 米・1月ISM製造業景況指数(予想:54.7、12月:55.1) オバマ大統領が2016年度の予算教書を議会提出 《KO》