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欧米為替見通し:ウクライナ東部と米国北東部の非常事態宣言

2015/1/27 17:18 FISCO
*17:18JST 欧米為替見通し:ウクライナ東部と米国北東部の非常事態宣言 本日27日の欧米市場のドル・円は、欧州市場では、ギリシャ情勢とウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開が予想され、ニューヨーク市場では、暴風雪で非常事態宣言が出されたことで、閑散取引が予想される。 ヤツェニュク・ウクライナ首相は、ウクライナ東部での戦闘激化を受けて、非常事態を宣言した。 ニューヨーク株式市場は、2012年10月にハリケーン「サンディー」の影響で2営業日休場となったが、本日も同様に休場となる可能性が警戒されている。 また、ワシントンで開催される連邦公開市場委員会(FOMC)も、延期される可能性もあることで要警戒か。 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、ロシア国債の信用格付けを1段階引き下げ、投資に不適格な「投機的」水準とされる「BB+」とした。 ギリシャの反緊縮政権は、2月末のギリシャ救済プログラムの期限に向けて、トロイカ(欧州連合EU・国際通貨基金IMF・欧州中央銀行ECB)と、緊縮財政の見直し、債務減免の交渉を行っていく。 最悪のシナリオとしては、2008年3月にベア・スターンズがJPモルガン・チェースに救済買収された後、9月にリーマン・ブラザーズが破綻したサブプライム危機の再現、すなわち、ギリシャの救済に続いて、ロシアがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性が警戒されている。 【今日の欧米市場の予定】 18:30 英・10-12月期国内総生産速報値(前年比予想:+2.8%、7-9月期:+2.6%) 22:30 米・12月耐久財受注(前月比予想:+0.4%、11月:-0.9%) 23:00 米・11月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+4.32%、10月:+4.50%) 24:00 米・12月新築住宅販売件数(予想:45万戸、11月:43.8万戸) 24:00 米・1月消費者信頼感指数(予想:95.5、12月:92.6) 欧州連合(EU)財務相理事会 米企業決算:デュポン、ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル、キャタピラー、AT&Tなど