マーケット
10/10 15:15
39,380.89
+102.93
42,512.00
+431.63
暗号資産
FISCO BTC Index
10/10 19:21:49
9,101,306
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~外部環境の不透明感継続で内需好業績株に関心

2015/1/16 8:25 FISCO
*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~外部環境の不透明感継続で内需好業績株に関心 16日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:内需好業績株や中小型の材料株に向かいやすい ■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の買い越し ■前場の注目材料:外部環境の不透明感継続で内需好業績株に関心、中小型での短期値幅取りも ■内需好業績株や中小型の材料株に向かいやすい ☆日経225想定レンジ:上限17000円-下限16700円 16日の東京市場は、日経平均で直近安値水準での攻防になりそうだ。15日の米国市場では、NYダウが5日続落となった。スイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの対ユーロでの上昇を抑えるために導入していた上限を撤廃すると発表。欧州株が軒並み上昇したことで買いが先行したものの、為替相場でのスイスフラン急伸で一部のヘッジファンドや投機筋が大きな損失を被ったとの見方が広がった。また、シティグループやバンク・オブ・アメリカなど大手行に冴えない決算が相次いだことも嫌気された。 この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比360円安の16800円となり、前日の上昇部分をあっさり帳消しに。円相場は朝方に一時1ドル115円台に突入しており、幅広い銘柄に売りが先行することになりそうだ。 ただし、日経平均は昨年12月安値水準でのボトム意識が強まっており、売り一巡後は下げ渋る動きが期待される。日経平均は16800円近辺を支持線として、上値は25日線が抵抗となる形状により煮詰まり感が台頭。もち合いレンジを下放れず踏ん張りをみせてくるかが注目される。また、スイスフランの上限撤廃により、欧州中央銀行(ECB)による緩和期待が一段と強まることになり、売り込みづらくさせよう。 とはいえ、一目均衡表では雲上限に上値を抑えられる格好となるため、厚い雲の中での方向感の掴みづらい展開になりやすい。レンジを下放れてくると、雲下限が位置する16300円近辺が意識されてくるため、正念場である。 物色の流れとしては内需好業績株に向かいやすいほか、中小型の材料株やテーマ株などでの、短期的な値幅取りに。また、今後は決算シーズンに入ってくるが、決算を受けて過剰に反応する銘柄が少なくない。大きく売り込まれた銘柄等は、冷静に対応したいところ。そのほか、株主還元策等の発表も相次いでおり、増配が見込まれる企業のほか、値がさの中小型株などには、分割等も意識されやすく、先回り的な資金が向かいやすい。 ■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の買い越し 朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り850万株、買い1340万株、差し引き490万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 1月8日(木):20万株の買い越し 1月9日(金):150万株の買い越し 1月13日(火):480万株の売り越し 1月14日(水):130万株の買い越し 1月15日(木):170万株の売り越し ■前場の注目材料 ・スイス国立銀行「ユーロ・スイスフランの1ユーロ=1.20フランの上限を撤廃」 ・太陽光発電買い取り価格、20円台後半へ引き下げで調整 ・外部環境の不透明感継続で内需好業績株に関心、中小型での短期値幅取りも ☆前場のイベントスケジュール <国内> 08:50 11月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.2%、10月:-0.2%) 08:50 前週分対外対内証券売買 《KO》