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*16:34JST 日経平均は大幅続落、足元の戻りの鈍さに対して売り安心感も【クロージング】 14日の日経平均は大幅続落となり、291.75円安の16795.96円（出来高概算22億6000万株）で取引を終えた。原油安が嫌気された米国市場の不安定な値動きを受け、17000円を割り込んで始まった。17000円割れでは下げ渋りをみせていたが、次第に17000円での上値の重さが意識されてきており、後場に入り下げ幅を拡大。下へのバイアスが強まるなか、円相場は1ドル116円台に突入している。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは陸運、空運、鉱業がプラス。一方で、非鉄が4％超の下落、鉄鋼、保険、石油石炭、金属製品が2％を超える下げとなった。物色はOLC<4661>、KDDI<9433>、花王<4452>、NTT<9432>など一部の主力銘柄と、ミクシィ<2121>などゲーム株に資金がシフトしていた。 日経平均は昨年12月16日以来、1ヶ月ぶりに終値で16800円を下回っている。直近安値とのボトム形成が意識されているが、早い段階で切り返しをみせられないと、売り方による仕掛け的な商いが出やすいだろう。足元の戻りの鈍さに対して売り安心感も高まってきており、現在のもち合いレンジから上放れをみせたいところ。 下へのバイアスが強まるなか、押し目拾いから戻り売りスタンスに。物色については、内需系の好業績銘柄や、個人主体による中小型の材料株などに集中しやすいだろう。 《KO》