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*08:38JST 今日の為替市場ポイント：ECBの量的緩和策 9日のドル・円相場は、東京市場では119円85銭から119円17銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時118円42銭まで下落し、118円50銭で取引を終えた。 本日12日のドル・円は118円台で推移か。米国の早期利上げ観測はやや後退しており、リスク選好的な円売りは抑制される可能性がある。 一部報道によると、欧州中央銀行（ECB）は量的緩和策（国債購入）について、国債買い入れのリスクをユーロ圏全体で共有すること、各国中銀による国債買い入れも行うとの措置を検討しているもようだ。 また、報道によると、量的緩和策の多くの部分は各国中銀による国債買い入れとなる可能性があるようだ。ECBによる国債買い入れの割合は40％以下（20％-40％程度）になる可能性があるとの指摘もある。 市場関係者の間では、各国中央銀行による国債買い入れ案は量的緩和策の導入に反対しているドイツを意識したものではないか？との見方が多い。ECBによる無制限資金供給への思惑は後退したが、ユーロ相場の大幅反発は当面期待できないとの声が聞かれている。 《MK》