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*07:27JST 8日の米国市場ダイジェスト：ダウは323ドル高、欧州の量的緩和期待や原油下げ止まりを好感 ■NY株式：ダウは323ドル高、欧州の量的緩和期待や原油下げ止まりを好感 NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：17907.87　　終値　：4736.19 前日比：+323.35　　 前日比：+85.72 始値　：17591.97　　始値　：4689.54 高値　：17916.04　　高値　：4741.38 安値　：17591.97　　安値　：4688.02 8日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は323.35ドル高の17907.87、ナスダックは85.72ポイント高の4736.19で取引を終了した。11月独製造業受注指数が前月から大幅な低下となったことで欧州中央銀行（ECB）による量的緩和観測が強まり、欧州株が全面高となった流れを受け買いが先行。原油価格が下げ止まりつつあるとの見方が広がっていることもあり、終日堅調推移となった。朝方発表された新規失業保険申請件数は市場予想をわずかに上回ったものの、反応は限定的。セクター別でも全面高となっており、テクノロジー・ハード・機器やヘルスケア機器・サービスの上昇が目立った。 会員制倉庫型卸売小売のコストコ・ホールセール（COST）は12月売上高が予想を上回ったことから上昇。製薬のイーライ・リリー(LLY)とカジノ・ホテル運営のMGMリゾート・インターナショナル（MGM）は一部アナリストによる投資判断引き上げを受けて買われた。アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ（STZ）は四半期決算内容が好感され堅調推移。一方で、ディスカウントストアのファミリー・ダラー・ストアーズ(FDO)は四半期決算内容が市場予想を下回り軟調推移となった。 9日の12月雇用統計では失業率が5.7％へとやや低下、非農業部門雇用者数は24万人増が予想されている。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は119円75銭、ECB理事発言でユーロ売りが後退 ドル・円は119円84銭から119円39銭まで下落し119円75銭で引けた。予想を上振れた米国の前週分新規失業保険申請件数を受けてドル買いが一段落した。 ユーロ・ドルは、1.1762ドルから1.1819ドルまで上昇し1.1785ドルで引けた。クーレ欧州中央銀行（ECB）理事の発言「量的緩和（QE）を要請するのは時期尚早」を受けてユーロ売りが後退。ユーロ・円は、140円72銭まで下落後、141円31銭まで反発した。ドラギECB総裁が議員宛ての書簡で「ECBの対応措置にソブリン債購入も含む可能性」を指摘したため一時ユーロ売りが強まった。ポンド・ドルは、1.5058ドルから1.5118ドルまで上昇した。ドル・スイスは、1.0211フランから1.0162フランへ下落した。 [経済指標] 米・前週分新規失業保険申請件数：29.4万件（予想：29万件、前回：29.8万件） 米・失業保険継続受給者数：245.2万人（予想：236万人、前回：235.1万人←235.3万人） ■NY原油：続伸で48.79ドル、米雇用改善との見方や株高を受けて買い先行 NY原油は続伸（NYMEX原油2月限終値：48.79　↑0.14）。49.19ドルまで上昇した後、一時47.73ドルまで下落したが、引けにかけて急速に戻した。この日発表された米国の前週分新規失業保険申請件数が、予想を上回ったものの、前回から減少したことで、雇用改善との見方が継続。また、米株価指数が大幅続伸となったことから、原油は買いが先行した。 しかし、供給過剰感が根強いなかで、ユーロ・ドルが再び1.18ドル割れとなり、ドル高傾向による割高感が強まる状況に、原油売りも一時優勢になった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 17.29ドル　+0.35ドル（+2.07％） モルガン・スタンレー（MS）　37.49ドル　+0.55ドル（+1.49％） ゴールドマン・サックス（GS）190.27ドル　+2.99ドル（+1.60％） インテル（INTC）　 　　36.69ドル　+0.67ドル（+1.86％） アップル（AAPL）　　　　　　111.89ドル　+4.14ドル（+3.84％） グーグル（GOOG）　　　　　　502.68ドル　+1.58ドル（+0.32％） フェイスブック（FB） 78.18ドル +2.03ドル（+2.66％） キャタピラー（CAT）　　　　 88.71ドル　+0.90ドル（+1.02％） アルコア（AA）　　　　　　　15.90ドル　+0.44ドル（+2.85％） ウォルマート（WMT）　　　　 90.47ドル　+1.87ドル（+2.11％） 《KO》