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*08:27JST 今日の為替市場ポイント：ギリシャのユーロ圏離脱懸念 昨日5日のドル・円相場は、東京市場では119円98銭から120円65銭で推移。欧米市場では119円38銭まで反落し、119円63銭で取引を終えた。 本日6日のドル・円は119円台で推移か。欧米諸国の株安や原油先物の大幅続落を嫌気して、リスク選好的な円売りは抑制される可能性が高いとみられる。 5日の欧米市場では、ギリシャのユーロ圏離脱に対する懸念が広がり、投資家のリスク志向は低下した。欧米諸国の株安はギリシャのユーロ圏離脱に対する警戒感が一気に広がったことによるものだろう。 ギリシャのサマラス首相は、総選挙では新民主主義党（ND）が勝利すると述べているが、現時点でも緊縮財政路線を否定する野党の急進左派連合（SYRIZA）の支持率が上回っているもようだ。ただし、ギリシャ国民の多くがユーロ圏からの離脱を望んでいるかどうかは定かではない。 ドイツのメルケル首相は「ギリシャのユーロ圏離脱は他のユーロ圏の脅威とならない」と指摘している。ドイツはギリシャのユーロ圏離脱を想定しているようだが、メルケル首相の見方が間違っていなければ、金融市場の混乱は短期間で収束するかもしれない。 《KO》