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*16:21JST GPIFへの思惑とアベノミクス第2弾への期待【クロージング】 11日の日経平均は大幅反発となり、343.58円高の17124.11円（出来高概算24億1000万株）で取引を終えた。前場段階では16900円を挟んでの狭いレンジ取引が続いていたが、後場半ば辺りから上昇基調が強まっており年初来高値を更新。終値で17000円を回復している。 前引け段階ではTOPIXが上昇する中、日銀によるETF買入れは期待できず、こう着感の強い相場展開が続くと見られていた。しかし、年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）による資金流入の思惑が高まったほか、衆院の年内解散観測が高まる中、年末からのアベノミクス相場を期待する声も挙がっていた。 一方、インデックスに絡んだ買いが中心とみられ、新興市場の中小型株などはまちまちの動きに。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇しているが、小型株指数の伸びは鈍い。 日経平均は前日にもち合いレンジの下限を試し、本日はレンジ上限を捉えてきた。明確に上放れてくるかを見極める必要があるが、GPIFへの思惑が高まる状況の中、JPX400構成銘柄へ関心が集まりやすい。また、衆院解散観測が高まってきたが、時期的にはアベノミクス第1弾を連想させるため、これから第2弾が始まるとの先高期待が物色意欲を高めてきそうだ。 《KO》