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「NY為替」ドル急伸、FOMC予想外にタカ派色強める

2014/10/30 3:38 FISCO
*03:38JST 「NY為替」ドル急伸、FOMC予想外にタカ派色強める 外為市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が予想に反してタカ派色が強 まったため、早期の利上げ観測を受けたドル買いが再燃した。ドル指数は85.98まで 上昇し、16日来の高値を更新。ドル・円は108円01銭から108円85銭まで上昇し、7日 来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.2771ドルから1.2638ドルへ下落し、24日来の安値 を更新した。 連邦公開市場委員会(FOMC)は計画通り、量的緩和第3弾(QE3)を終了することを決 定した。しかし、同時に発表した声明の中で、「政策金利は「considerable time相 当の期間」低水準で推移」するとした。ただ、労働市場の判断で前会会合まで明記さ れていた「significant underutilizationかなりの活用不足」が削除され、かわり に、「「underutilization活用不足」が徐々に解消されている」とした。また、「失 業率は低下し、雇用は堅調に増加している」と労働市場の判断を上方修正した。イン フレも「目標を下回るリスクはいくらか低下」と、下方リスクが低下したとの見通し を示した。世界経済への懸念にも言及しなかった。 量的緩和第3弾(QE3)を維持する必要性を主張しコチャラコタ米ミネアポリス地区連 銀総裁が反対票に投じたことも、声明がタカ派寄りであったことを示す。 《KK》