マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/7 1:15:58
9,345,298
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

今日の為替市場ポイント:原油価格の先安観

2014/10/28 8:10 FISCO
*08:10JST 今日の為替市場ポイント:原油価格の先安観 昨日27日のドル・円相場は、東京市場では108円36銭から107円86銭で推移。欧米市場では107円61銭まで下落し、107円80銭で取引を終えた。 本日28日のドル・円は主に107円台後半で推移か。日米の金融政策を見極める必要があることから、投機的な円買いが広がる状況ではないとみられる。 27日の欧米市場では、低調な米経済指標や原油価格の先安観が広がったことが嫌気され、ドル売りが優勢となった。米ゴールドマン・サックスは、2015年1-3月期のNY原油先物の見通しを従来予想の90ドルから75ドルに下方修正した。同社は4-6月期には70ドルまで下落すると予想している。 原油価格の下落が予想されているのは、世界的な供給超過が続くものとみられているからだ。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国が減産しても非OPEC産油国の生産量は拡大すると予想されている。景気悪化によって需要が減少し、原油価格が下落する可能性は排除できないが、市場関係が想定しているのは供給超過である。 米国は2015年前半にも利上げを開始する可能性があるが、米国の金融引き締めによって需要が減少し、原油価格が下落する可能性はあるだろう。ドル・円相場に大きな動きがない場合、原油価格の下落によって日本の貿易赤字はやや縮小することが予想される。日本経済にとってはプラス材料となりそうだ。 《KO》