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今日の為替市場ポイント:欧州金融機関のストレステストの結果

2014/10/27 8:16 FISCO
*08:17JST 今日の為替市場ポイント:欧州金融機関のストレステストの結果 先週末24日のドル・円相場は、東京市場では108円31銭から107円86銭で推移。欧米市場では108円25銭まで反発した後に107円79銭まで下落し、108円16銭で取引を終えた。 本日27日のドル・円は主に108円台で推移か。日米の株高や日銀による追加緩和への期待があることから、リスク選好的な円売りは継続する見込み。 欧州中央銀行(ECB)は26日、ユーロ圏の主要金融機関130行の健全性に関する審査(ストレステスト)の結果を発表した。ECBによると、イタリアやギリシャなどの25行が資本不足と認定された。資本不足の総額は250億ユーロ。報道によると、12行はすでに合計150億ユーロの増資を行っており、資本増強が必要となる銀行は13行となる見込み。 市場参加者の間からは、ストレステストで不合格になった金融機関は予想以上だったとの声が聞かれているが、今のところ投機的なユーロ売りは増えていないようだ。金融機関の財務基盤が大幅に強化されることはユーロ高や欧州諸国の株高につながるとの見方が出ており、ユーロは下げ渋っている。 市場関係者は、ドイツが景気刺激策を導入するかどうかを注目している。ECBがABSを購入してもユーロ圏経済の大幅な改善は期待できないとの見方が多く、ドイツが財政支出を拡大し、需要創出に着手しなければ、ユーロ売りが再び強まる可能性がある。 《KO》