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しばらくは需給良好な銘柄での短期的な値幅取り【クロージング】

2014/10/23 16:42 FISCO
*16:42JST しばらくは需給良好な銘柄での短期的な値幅取り【クロージング】 23日の日経平均は反落となり、56.81円安の15138.96円(出来高概算20億1000万株)で取引を終えた。22日の米国市場では、前日の急反発を受けた利益確定に加え、カナダでの銃乱射事件が報じられ、テロへの懸念からリスク回避の流れに。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の15110円となるなか、利益確定の売りが先行した。 ただ、3ケタの下落で始まった日経平均だが、寄り付き直後につけた15059.64円を安値に、その後は下げ渋る動きに。10月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.4と、好不況の分かれ目となる50を5ヶ月連続で上回ったことが材料視された面もある。後場に入ると先物主導でプラスに転じる局面もみられ、一時15200円を回復している。結果的には下げに転じているが、チャート形状では陽線を形成しており、底堅さが窺えた。また、新興市場ではゲームやバイオ関連の一角が動意をみせており、マザーズ、ジャスダック平均ともに上昇している。 東証1部の売買代金は1.7兆円と10月6日以来(1.9兆円)の2兆円を下回っている。出来高は辛うじて20億株をキープしている状況であり、参加者は限られている。明日は週末要因もあって積極的な売買は期待しづらいところ。また、来週からは決算発表が本格化する。足元の円安一服や欧州経済への警戒から通期計画の上振れ期待は後退しており、慎重姿勢から据え置く企業が増えてくる可能性も考えられる。 そのほか、安倍政権の政策運営に支障がみられてきている。政策の遅れが懸念される中、政策関連のテーマ等で手掛けられていた銘柄への利食いを急がせ、これが需給悪化にもつながる可能性がありそうだ。方向性を見極めつつ、しばらくは需給良好な銘柄での短期的な値幅取り狙いが中心になろう。 《KO》