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*08:22JST 今日の為替市場ポイント：カナダ中銀が来年前半に利上げ実施との見方が浮上 昨日22日のドル・円相場は、東京市場では107円12銭から106円81銭まで下落。欧米市場では106円79銭から107円38銭まで反発し、107円15銭で取引を終えた。 本日23日のドル・円は主に107円台で推移か。NYダウの下落を意識したリスク回避的な円買いは一巡しつつあり、ドル・円は107円近辺で下げ渋る見込み。 カナダ中央銀行（BOC）は22日公表した声明で、中立的な政策スタンスに関する文言を削除した。BOCは政策金利を1.00％に据え置くことを決めたが、2014年7-9月期から2015年1-3月期におけるコアインフレ率の予想を引き上げている。BOCは、過熱気味の住宅市場や家計債務の増大に対する懸念を表明しており、金融緩和の余地はないことを示唆している。 BOCは、インフレ圧力は引き続き抑制されており、インフレ見通しに対するリスクは均衡しているとの見解を示しているが、市場の金利先高観は後退していない。22日の北米市場では、カナダの国会内で発生した銃乱射事件や原油先物の下落などを嫌気してカナダドル買いは一服したが、BOCは来年前半に利上げを実施するとの見方が浮上している。金利要因でカナダドルは日本円、ユーロに対して緩やかに上昇する可能性がある。 《KO》