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*08:21JST 今日の為替市場ポイント：株安によるリスク回避の円買い 昨日13日のドル・円相場は、東京市場では107円59銭から107円06銭まで下落。欧米市場では107円57銭まで反発した後に106円78銭まで反落し、106円85銭で取引を終えた。 本日14日のドル・円は107円前後で推移か。米国株の下落を嫌気してドル・円は107円台前半で上げ渋る可能性がある。 13日の欧米市場では米国株の大幅安を意識したリスク回避的な円買いが優勢となった。NYダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数は全て200日移動平均を下回ったことや米国の早期利上げ観測の後退がドル売り材料となった。 市場関係者の間では、ドル高と利上げによって、2015年の米経済成長は著しく鈍化するのではないかとの見方が浮上している。米国株の大幅下落は成長鈍化を示唆しているとの声が聞かれている。国際通貨基金（IMF）は先日、2015年の米経済成長見通しを上方修正したが、2015年の成長率が2014年を大きく上回るとの見方は楽観的過ぎるのではないか。 利上げによって、新興国市場などから米国市場に大量の資金が流入する可能性はあるが、それによって個人消費や企業投資が拡大するかどうかは不明だ。市場参加者の間では、金利引き上げのペースは緩やかなものになるとの見方が増えているようだ。 《KO》