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*07:59JST 今日の為替市場ポイント：ドル高・円安継続に対する期待感低下 10日のドル・円相場は、東京市場では107円65銭から108円14銭で推移。欧米市場でドルは108円15銭から107円62銭まで下落し、107円76銭で取引を終えた。 本日13日のドル・円は107円台で軟調推移か。ドル高・円安継続に対する期待感はやや低下しており、ドルは107円台後半で上げ渋る可能性がある。 報道によると、10日にワシントンで行われた日銀黒田総裁の記者会見で、黒田総裁は円安について、「ファンダメンタルズを反映した円安は、景気にプラス」、「輸出の増加や海外に展開している企業の収益を改善」、「株価を上昇させるプラスの効果を持つ」と指摘したが、「輸入コストの上昇で非製造業の収益や家計の実質所得に下押し圧力」と述べており、円安には問題点があることを表明した。 円安になっても輸出は伸び悩んでおり、輸出増加による収益拡大への期待はやや後退している。過度の円安は交易条件の悪化につながることや円安による物価高によって家計の実質所得は目減りし、消費が抑制されるとの懸念は残されており、円安が日本株の上昇につながるとの見方は変わりつつある。 《MK》