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後場に注目すべき3つのポイント~トヨタなど主力の大型株主導の展開に

2014/10/7 12:18 FISCO
*12:18JST 後場に注目すべき3つのポイント~トヨタなど主力の大型株主導の展開に 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・緩和メリットセクターへのカバー狙いか ・ドル・円は109円13銭付近、黒田日銀総裁の円安容認発言で堅調推移 ・トヨタ<7203>やソフトバンク<9984>など主力の大型株主導の展開 ■緩和メリットセクターへのカバー狙いか 日経平均は小幅に続伸。6.36円高の15897.31円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。6日の米国市場の下げやシカゴ先物の弱い値動き、為替市場では1ドル108円台後半と円高に振れていたこともあり、幅広い銘柄に売りが先行した。これにより寄り付き直後には一時15790.13円と15800円を下回る局面をみせている。 ただ、売り一巡後は、じりじりと下げ幅を縮める展開に。日銀が2%物価目標「2年」で達成の修正を検討、との報道を受けて追加緩和期待が高まったほか、日銀の黒田総裁が参院予算委員会で、円安は全体としてプラスとの見解を示したことにより、円相場は109円台を回復。この流れを受けて日経平均も切り返しをみせ、一時15900円を回復していた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が900を超えており、過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇しており、大型株指数の強さが目立つ。セクターでは、保険、電力ガス、不動産、水産農林、陸運、情報通信などが堅調。 黒田総裁が参院予算委員会で、円安は全体としてプラスとの見解を示した。これがきっかけとなり、円相場は朝方の108円80銭レベルから、109円20銭近辺まで円安に振れている。日銀が2%物価目標「2年」で達成の修正を検討、との報道も伝えられるなか、追加緩和政策への期待感につながっている。セクターをみても、保険が上昇率トップなほか、足元で弱い値動きをみせていた不動産も上昇するなど、緩和メリットが上位となっている。 結果的には決定会合の結果のほか、黒田総裁の会見内容を見極める必要がありそうだが、現状維持がコンセンサスな中で、サプライズ緩和も意識させよう。足元の調整でショートポジションが積み上がりやすい需給状況でもあり、直近で売り込まれていた緩和メリットセクターへは、カバーが入りやすそうだ。また、インデックスに絡んだ商いが中心になりやすく、大型株主導に。個人主体の中小型株は、選別色が強まろう。 ■ドル・円は109円13銭付近、黒田日銀総裁の円安容認発言で堅調推移 ドル・円は109円13銭付近で推移。ドル・円は、黒田日銀総裁の円安容認発言「円安の影響は、経済全体として問題が生じていることは無い」で堅調推移。ユーロ・ドルは、1.2606ドルから1.2660ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、137円54銭から137円70銭で推移。 12時17分時点のドル・円は109円13銭、ユーロ・円は137円70銭、ポンド・円は175円05銭、豪ドル・円は95円51銭付近で推移している。 ■後場のチェック銘柄 ・日経平均はプラス圏に切り返す展開、ドル・円の円安傾向が支援材料に ・トヨタ<7203>やソフトバンク<9984>など主力の大型株主導の展開 ・後場は日銀会合結果を見極め、引き続き大型株の動向を注視 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 14:00 8月景気動向指数(予想:先行指数:104.00、一致指数:108.6) 15:30 黒田日銀総裁、記者会見 <海外> 15:00 独・8月鉱工業生産(前月比予想:-1.5%、7月:+1.9%) 16:15 スイス・9月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、8月:+0.1%) 《KO》
関連銘柄 2件
7203 東証プライム
2,555
10/15 15:00
-7(-0.27%)
時価総額 41,684,792百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9984 東証プライム
9,470
10/15 15:00
+516(5.76%)
時価総額 16,316,374百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17