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欧米為替見通し:岩田日銀副総裁のアドリブ発言の真意

2014/9/10 17:28 FISCO
*17:28JST 欧米為替見通し:岩田日銀副総裁のアドリブ発言の真意 本日10日の欧米市場のドル・円は、岩田日銀副総裁のアドリブ発言が、個人的な見解なのか、それとも、日本銀行金融政策決定会合で協議されている見解なのかを見極める展開となる。 岩田日銀副総裁は、本日の講演で、アドリブとして、「円安により、短期的にはエネルギー価格が上がって物価は上がるが、実質所得が下がって、消費者が節約行動を取るので、物価が下がる圧力が強くなる。その下落はデフレになっていくので、それを食い止めて需要も拡大させるようにしながら物価を上げるというのは、やはり量的・質的金融緩和のような政策をする必要がある」、例として、「ガソリンの価格が上がったら、車の走行距離を抑えたり、他の買い物を控えたりするようになることをイメージしていただくと理解しやすいのではないか」と述べた。 岩田日銀副総裁は、2013年4月に日本銀行が2%物価目標を打ち出した時、達成出来なければ辞任する、と表明した方である。 日本の6月と7月のインフレ率は、前年比+3.3%で横ばいとなっており、消費増税の影響と試算されている+1.7%を除くと、前年比+1.6%に留まっている。 2015年10月に予定されている消費増税(8%⇒10%)の判断材料は、7-9月期の国内総生産(GDP)となるが、夏場の悪天候の影響により、4-6月期の前期比年率-7.1%からの大幅な回復は見込まれていない。 黒田日銀総裁は、安倍政権からだけでなく、岩田日銀副総裁からも、量的・質的金融緩和第2弾の圧力を受けるのかもしれないことで、12日に予定されている講演が注目される。 【今日の欧米市場の予定】 20:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+0.2%) 23:00 米・7月卸売在庫(前月比:+0.5%、6月:+0.3%) 02:00 米財務省10年債入札(210億ドル、リオープン) 《KO》