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欧米為替見通し:米地区連銀経済報告とウクライナ情勢に要注目

2014/9/3 17:35 FISCO
*17:38JST 欧米為替見通し:米地区連銀経済報告とウクライナ情勢に要注目 本日3日の欧米市場のドル・円は、塩崎厚生労働相誕生を受けた年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革でのリスク資産投資増額期待、日本銀行金融政策決定会合や黒田日銀総裁会見への期待感、5日に発表される米国8月の雇用統計への期待感などから堅調に推移すると予想される。 本日のドル・円は、渡辺国際協力銀行総裁による円安牽制発言で上げ渋る展開となっているが、渡辺氏(ミスター・ワタナベ)は、財務官時代に、円売り介入をしなかったことで、円安指向の日本の投資家(ミセス・ワタナベ)の対極にある伴侶と目されている。 米国8月のISM製造業景況指数は59.0となり、国内総生産(GDP)に換算した場合、+5.2%となる。 5日に発表される米国8月の雇用統計が予想(予想:失業率6.1%、非農業部門雇用者数:+22.5万人)以上に改善していた場合、16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、テーパリング(量的緩和縮小)終了から利上げまでの「かなりの期間」という文言が削除される可能性が高まることになる。 本日は、連邦公開市場委員会(FOMC)の判断材料となる米地区連銀経済報告に注目することになる。 本日、オバマ米大統領がバルト3国首脳と会談するが、米国務省の元アドバイザー、ポール・サンダース氏は、ニューヨーク・タイムズ紙に「制裁が戦争に結びつく時」と題した論説で、バルト3国がプーチン露大統領にとっての真珠湾になるのではないかと警告している。 すなわち、1941年の日本は、米国による原油禁輸、在米資産の凍結、ABCD包囲網を受けて、真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が勃発した。 現在、ロシアは、欧米の懲罰的な制裁により行き詰っており、1941年の日本のように、無謀な戦いに打って出る可能性が警戒されている。 【今日の欧米市場の予定】 18:00 ユーロ圏・7月小売売上高(前月比予想:-0.3%、6月:+0.4%) 20:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+2.8%) 23:00 米・7月製造業受注指数(前月比予想:+11.0%、6月:+1.1%) 23:00 カナダ中銀が政策金利発表(1.00%に据え置き予想) 03:00 米・地区連銀経済報告公表 ブラジル中央銀行が政策金利発表(11.00%で現状維持の予想) オバマ米大統領がバルト3国首脳と会談(エストニア) 《KO》