株～企業情報・おすすめ銘柄

*16:55JST 日経平均は大幅続伸、アベノミクス第2幕への期待感がより高まるか【クロージング】 2日の日経平均は大幅続伸となり、192.00円高の15668.60円（出来高概算24億4000万株）で取引を終えた。1日の米国市場はレイバーデーの祝日となり、手掛かり材料に欠ける状況だったが、円相場が円安に振れて推移していることが材料視されている。また、3日の内閣改造を控えて、組閣人事などが伝えられてきており、政策期待が高まる格好にも。寄り付きで15500円を回復して始まった日経平均は、その後もじりじりと上げ幅を広げる中、円相場の一段の円安の流れを受けて、先物主導で上げ幅を拡大させている。 証券、その他金融が2％を超える上昇率となるなど、緩和期待なども高まっているようである。意外高の展開となるなか、これまで反応薄だった円相場も円安基調が強まったことで、買い安心感につながったとみられる。先物主導によるインデックス買いの影響が大きいとみられ、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>などの強い値動きも日経平均を押し上げる一因に。 明日は内閣改造の発表を控えるなか、引き続き政策期待が高まりやすく、インフラ関連など政策テーマの銘柄などへ資金が向かいそうだ。また、ファーストリテ<9983>が8月の既存店売上高を発表しており、前年同月比3.8％増と、2ヶ月ぶりに前年実績を上回っている。指数インパクトの大きい銘柄でもあり、日経平均を押し上げる要因として注目される。 そのほか、日経平均は直近戻り高値を突破して、7月末の水準を捉えてきている。ボリンジャーバンドでは+1σを突破しており、15600円辺りが支持線に変わると、+2σが位置する15800円辺りがターゲットとして意識されてくる。 《KO》