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欧米為替見通し:米国とユーロ圏のインフレ率に要注目
2014/8/29 17:28
FISCO
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*17:28JST 欧米為替見通し:米国とユーロ圏のインフレ率に要注目 本日29日の欧米市場のドル・円は、米国とユーロ圏のインフレ率を見極める展開となる。ドル・円は、8月末のロンドンフィキシングに向けたドル売り優勢の地合い、週末の米国市場のロングウィークエンドに向けて、買い持ちポジションの手仕舞いで上げ渋る展開が予想される。 米国連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標と見なしている米国7月のコア個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比+1.5%と予想されており、6月同様に、インフレ目標(+2.0%)を下回る水準での低迷が見込まれている。予想通りならば、イエレンFRB議長に10月のテーパリング(量的緩和縮小)終了後、「かなりの期間」低金利政策を継続する動機を与えることになる。 ユーロ圏の8月の消費者物価指数は、前年比+0.3%と予想されており、7月の+0.4%からの低下が見込まれ、インフレ目標(+2.0%)を大幅に下回るディスインフレを警戒させる水準となる。 ジャクソンホール・シンポジウムでの講演で、ドラギ欧州中銀総裁は、ディスインフレ懸念による追加緩和を示唆しており、「必要ならば」という常套文句を省いたことで、現状が、量的緩和の導入が必要な状況であることを示唆した。 【今日の欧米市場の予定】 18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.3%、7月:+0.4%) 18:00 ユーロ圏・7月失業率(予想:11.5%、6月:11.5%) 21:00 印・4-6月期国内総生産(前年比予想:+5.5%、1-3月期:+4.6%) 21:00 ブラジル・4-6月期国内総生産(前年比予想:-0.6%、1-3月期:+1.9%) 21:30 米・7月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.2%、6月:+0.4%) 21:30 米・7月個人所得(前月比予想:+0.3%、6月:+0.4%) 21:30 米・7月PCE価格コア指数(前年比予想:+1.5%、6月:+1.5%) 21:30 カナダ・4-6月期国内総生産(前期比年率予想:+2.7%、1-3月期:+1.2%) 22:45 米・8月シカゴ購買部協会景気指数(予想:56.5、7月:52.6) 22:55 米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(予想:80.0、速報値:79.2) 《KO》
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