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欧米為替見通し:ジャクソンホール(渓谷)からミンスク(川)へ

2014/8/25 17:36 FISCO
*17:36JST 欧米為替見通し:ジャクソンホール(渓谷)からミンスク(川)へ 本日25日の欧米市場のドル・円は、明日のプーチン・ロシア大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領との首脳会談を控えて、動意に乏しい展開が予想される。 市場の関心は、ジャクソンホール(渓谷)での金融政策から、ミンスク(語源:川)での地政学的リスクに流れ込むことになる。 ドル・円が、本日早朝のシドニー市場で104円49銭まで上昇した要因として2つの報道が指摘されている。 1)ロシアからウクライナへの人道支援の車両がロシアへ帰還した、との報道明日のロシアとウクライナの首脳会談でのウクライナ紛争の早期終結期待が高まった。 2)スイスの大手製薬ロシュが米インターミューンを約83億ドルで買収合意、との報道。ロシュが中外製薬の未保有株を約100億ドルで取得するという方針を撤回したことで、買収絡みのドル・円の売りヘッジの買戻しが出るとの憶測が高まった。 明日26日にベラルーシのミンスクで開催されるユーラシア連合首脳会談に合わせ、プーチン大統領、ポロシェンコ・ウクライナ大統領、アシュトン欧州連合外交安全保障上級代表が首脳会談を行う。 プーチン・ロシア大統領の戦略は、欧州連合に対抗するため、旧ソビエト連邦の復活となる「ユーラシア連合」の構築である。 戦術面では、ウクライナの東西分裂を目論み、クリミアの併合を行ったが、マレーシア航空機の撃墜という誤算により、明日の首脳会談で、ウクライナ紛争の早期終結となれば、地政学的な敗北となり、ソビエト連邦を崩壊させたゴルバチョフ元大統領の二の舞を演じることになる。 【今日の欧米市場の予定】 21:30 米・7月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.20、6月:0.12) 22:45 米・8月マークイットサービス業PMI速報値(予想:57.0、7月:60.8) 23:00 米・7月新築住宅販売件数(予想:42.6万戸、6月:40.6万戸) 23:30 米・8月ダラス連銀製造業活動指数(予想:12.5、7月:12.7) ロンドン休場(バンクホリデー) 《KO》