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欧米為替見通し:ジャクソンホールでのメス鳩とメス鷹の戦い

2014/8/22 17:34 FISCO
*17:37JST 欧米為替見通し:ジャクソンホールでのメス鳩とメス鷹の戦い 本日22日の欧米市場のドル・円は、ジャクソンホール・シンポジウムでのイエレンFRB議長の「労働市場」に関する講演を見極めることになる。 カンザスシティー地区連銀は、ボルカー第12代FRB議長を招聘するために、夏休みにフライフィッシングが可能なワイオミング州のジャクソンホール(狩人ジャクソンが狩りをしていた渓谷ホール)での経済シンポジウムの開催を決定した。 1982年、ボルカー第12代FRB議長は、インフレ退治のための金融引締が批判された。 2005年、グリーンスパン第13代FRB議長は、金融緩和がバブルを増長すると、批判された。 バーナンキ第14代FRB議長は、2010年に量的緩和第2弾、2012年に量的緩和第3弾の導入を示唆した。 ジャクソンホール・シンポジウムの主催者で、メス鷹のジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁は、米国の労働市場に大幅な前進が見られており、米経済は利上げに耐え得る程度に強い、と早期利上げを主張し、メス鳩のイエレンFRB議長を牽制した。 イエレン第15代FRB議長の講演「労働市場」(日本時間23時から30分間)では、「イエレン・ダッシュボード」で注視している9つの雇用関連指標の内、6つがリセッション(景気後退)前の水準を回復していないことで、労働市場に対する懸念を再確認する「ハト派」的見解が予想されている。 よりハト派色の強いポジティブ・サプライズとしては、5%台の自然失業率へ言及したり、労働参加率や不完全雇用率への懸念を表明した場合となり、ニューヨーク株式市場は上昇、ドルは反落が予想される。 ややタカ派色の強いネガティブ・サプライズとしては、出口戦略に言及した場合となり、ニューヨーク株式市場は下落、ドルは続伸が予想される。 ドラギ欧州中銀総裁は、ユーロ圏の失業率が高止まりしていることで、量的緩和の導入に言及するのではないか、と予想されており要警戒か。 【今日の欧米市場の予定】 21:30 加・7月消費者物価指数(前年比予想:+2.2%、6月:+2.4%) 21:30 加・6月小売売上高(前月比予想:+0.3%、5月:+0.7%) 23:00 イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演「労働市場について」 03:30 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演 《KO》