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日本株見通し:日経平均の一段の上昇は先送り、次のテーマを探る展開

2014/8/18 8:03 FISCO
*08:04JST 日本株見通し:日経平均の一段の上昇は先送り、次のテーマを探る展開 18日の東京市場はこう着感の強い展開になりそうだ。15日の米国市場は、ウクライナ軍がロシア部隊の武装車両を攻撃したとの報道が嫌気され、NYダウが下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の15315円だった。円相場は1ドル102円40銭辺りでの推移をみせている。日経平均はこれまで5日続伸とリバウンド基調を続けているが、抵抗として意識される25日線が位置する15330円辺りでの攻防になりそうだ。 また、米国では9月1日のレイバーデー(労働者の日)の祝日に向けて休暇を取る市場関係者が多く、今後は商いが細りやすいとみられる。そのため、薄商いの中をウクライナ情勢に関する報道等に大きく振らされやすい需給状況になりやすい。海外勢の資金流入が限られるほか、米国市場が不安定な値動きになるようだと、日経平均の一段の上昇は先送りになろう。 今週は21日から開催されるカンザスシティー連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)でのイエレンFRB議長の発言が注目される。これまでも金融政策における大きな変化を予見させる発言が相次いでおり、市場の関心が集まることになる。そのため、結果を見極めたいとする手控えムードが強まりやすく、上値の重さが意識される可能性はありそうだ。 一方で、決算発表が一巡し、今後は秋の臨時国会に向けて政策期待が高まりやすくなる。とりわけ市場の関心が高いのが年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革やカジノ法案になりそうだが、政策期待の高まりが売り込みづらくさせる。慎重姿勢の中での意外高の可能性も意識しておきたいところだ。足元ではゲーム関連の好調が続いているが、そろそろ投資家は次のテーマを探ることになろう。 《TN》