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*17:27JST 欧米為替見通し：ロシアより緑軍を込めて 本日15日の欧米市場のドル・円は、地政学的リスク（ウクライナ、イラク）への警戒感で上げ渋る展開の中、ロンドンフィキシングでの米国債償還・利払いに伴うドル売りとヘッジファンド解約45日前告知ルールに伴うドル買いの多寡を見極めることになる。 ドル・円のテクニカル分析では、三角保ち合いを上抜けたことで、目標値107円を目指す上昇トレンドの可能性が高まっている。 本日は、米国の7月の鉱工業生産と設備稼働率、8月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値が発表されることで、予想通り改善していた場合は、7-9月期の国内総生産（GDP）への期待感が高まることになる。 本日のロンドンフィキシングでは、米国債償還・利払いでのドル売り・円買いと、9月末のヘッジファンドの解約45日前告知ルールによる、ドル買い・円売りの多寡を見極めることになる。 プーチン露大統領は、「ウクライナ軍と親ロシア派武装集団の戦闘停止に全力を尽くす」と述べて、人道支援の救援物資を載せたトラック280台をウクライナへ送った。 しかしながら、白いトラックには、緑軍も載せていたと報じられており、兵員輸送装甲車がロシアからウクライナへ入ったとの報道もあることで、緑軍の使命が、親ロシア派武装集団に対して停戦を呼びかけることなのか、それとも、親ロシア派武装集団の援軍としてウクライナ軍と戦うことなのか、見極めることになる。 【今日の欧米市場の予定】 17：30　英・4-6月期国内総生産改定値（前年比予想：+3.1％） 21：30　米・8月NY連銀製造業景況指数（予想：20.00、7月：25.60） 21：30　米・7月生産者物価コア指数（前年比予想：+1.6％、6月：+1.8％） 22：00　米・6月対米証券投資（ネット長期TICフロー：5月+355億ドル） 22：15　米・7月鉱工業生産（前月比予想：+0.3％、6月：+0.2％） 22：15　米・7月設備稼働率（予想：79.2％、6月：79.1％） 22：55　米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報（予想：82.5、7月：81.8） 《KO》