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*16:28JST ミクシィの分割後高値更新で個人の中小型株物色が勢いづくか【クロージング】 12日の日経平均は小幅続伸となり、30.79円高の15161.31円（出来高概算16億1000万株）で取引を終えた。11日の米国市場はウクライナ情勢の緊張緩和を背景に堅調な展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の15145円だったが、これにサヤ寄せする格好に。その後は前日高値水準でのこう着が続くなか、インデックスに絡んだ資金流入により、一時15200円台を回復する局面をみせている。 もっとも、市場参加者が限られているなか、東証1部の売買代金は1.6兆円台に減少。指値の薄い中をインデックスに絡んだ商いで押し上げており、15200円辺りに位置する一目均衡表の雲上限を上放れる勢いはなかった。ただし、昨日ストップ高で比例配分となったミクシィ<2121>が、LINEとスマホゲームで共同企画と報じられ連日のストップ高に。行き場のない資金は他のゲーム関連などへシフトしており、個人主体の中小型株物色は活発だった。 明日もミクシィ<2121>に市場の関心が集まることになろう。8月以降のスピード調整で一気に需給懸念が台頭していたが、連日のストップ高であっさり需給不安を払拭させている。さらに明日も強い値動きが続くようだと、分割後高値を更新してくることになるため、投資家のセンチメントは好転する。他のゲーム株などへの波及にもつながることで、市場のムードは明るくなりそうである。 多くの銘柄は戻り局面で新規売りが積み上がっていると考えられ、取組みにも厚みが増してきそうである。日経平均はこう着となろうが、中小型株については急ピッチでの需給改善によって物色に広がりがみられよう。 《KO》