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メキシコペソ円今週の予想(6月17日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)

2024/6/19 16:47 FISCO
*16:47JST メキシコペソ円今週の予想(6月17日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、『暴落の後の値固めに移行しよう』と述べています。 続けて、『市場の混乱を受けて、メキシコのラミレス財務・公債相は4日、10月に発足する次期政権でも続投し、公的債務の削減と財政規律の維持に取り組み、経済の安定や財政健全化などメキシコの優先事項について、格付け会社や投資家とのコミュニケーション「一新」を目指すと述べ、投資家の懸念払拭に努めた。財務省は声明で、「新政権は2025年までに年間債務の対国内総生産(GDP)比率を中期的に持続可能な3%程度に合致する水準まで低下させる」ことを目指すとした。中央銀行の独立性を守り、法の支配を順守するほか、国内外の民間投資を促進するとも述べた』とし、『しかし、6日にはロペスオブラドール大統領が提案した一連の改革案について、イグナシオ・ミエル議員は新議会が招集される9月に採決できるよう、改革について議論を始めたいと述べた。同議員は後に発言を撤回したものの、7日にはロペスオブラドール大統領が、国のために司法改革が必要だとあらためて述べた』と伝えています。 また、『先週、MORENAと緑の党などの連立党は、下院では憲法改正に必要な3分の2の議席を確保し圧倒的多数となったが、上院では過半数を確保したものの、3分の2の議席には及ばなかったことが判明した。これを受けてペソが下げ止まった』と伝え、『しかし、ロペスオブラドール大統領が自身の司法制度改革案が9月に承認される可能性があると発言し、シェインバウム次期大統領は10日、司法制度改革を含む憲法改正案を次期議会の開会前に討議にかける意向を示すと、市場の不信感は強まり、再びペソ売りが広がった。新議会は9月に始まるが、シェインバウム氏の就任は10月のため、ロペスオブラドール氏が改革実現を目指す可能性がある』と解説しています。 さらに、『通貨安を受けてシェインバウム次期大統領は11日、法の支配を堅持するとし、司法制度改革に対する投資家懸念の払拭に努めた。12日には、メキシコ銀行(中銀)のロドリゲス総裁は、為替市場のボラティリティーが「極端」になった場合、秩序を回復するために介入する可能性があると述べた』と伝えています。 こうしたことから、陳さんは、『来週は27日にメキシコ中銀会合が開催される。とりあえず、下げ止まり、保ち合いに移行しよう』と考察しています。 なお、『ペソが暴落する中、11日にドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門アウディは、メキシコ中部プエブラ州における電気自動車(EV)事業に10億ユーロ(10億8000万ドル)を投資すると発表した』と言及しています。 メキシコペソ円の今週のレンジについては、『8.30円~9.00円』と予想しています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月18日付「メキシコペソ円今週の予想(6月17日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 山崎みほ 《CS》