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NYの視点:米雇用鈍化の兆しもメスタークリーブランド連銀総裁やブラードセントルイス連銀総裁はFRB利上げ軌道支持を再表明

2023/4/7 7:43 FISCO
*07:43JST NYの視点:米雇用鈍化の兆しもメスタークリーブランド連銀総裁やブラードセントルイス連銀総裁はFRB利上げ軌道支持を再表明 米労働省が発表する雇用統計の先行指標は軒並み労働市場の減速を示唆した。JOLT求人件数が予想外に2021年以来の1000万件割れとなったほか、ADP雇用統計も予想を下回った。ISM製造業や非製造業の雇用指数も前月から低下。 米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(4/1)は前週比1.8万件減の22.8万件とほぼ1カ月ぶりの低水準となったが予想20.0万件を上回った。9週連続で20万件を上回った。前回分は19.8万件から24.6万件へ上方修正された。4.8万件の上方修正は少なくとも1991年来で最大。急速に労働市場が落ち込んだ可能性が示唆された。 クリーブランド連銀のメスター総裁は、依然あと少し金利を高くして、維持する政策を支持する姿勢を再確認。また、セントルイス連銀のブラード総裁もインフレが鈍化したものの、依然高すぎるとの考えで、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続することが可能と指摘。金融状況に関して、引き締まったが、2007-2009年の金融危機ほどではないとし、金融圧力には他の手段を用いて対処していくことを支持した。ただ、両総裁とも23年のFOMC投票権を持たない。 《CS》