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トルコリラ円は、上値の重い展開が続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
2021/7/14 17:49
FISCO
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*17:49JST トルコリラ円は、上値の重い展開が続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『上値の重い展開が続きそうだ』と述べています。 『5日にトルコ統計局が発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年比17.53%上昇となった。市場予想は17%上昇だった。6月生産者物価指数(PPI)は、前年比42.89%上昇となった。予想以上のインフレ加速を受けて、エルドアン大統領は「トルコ中銀は高インフレを解決する決意を表明した」と述べ、市場の利下げ懸念を払拭したため、トルコリラは急落から逃れたが、上値は重い』と伝えています。 続けて、『トルコ政府は1日に消費者向け電気料金を15%、住宅用天然ガス価格を12%それぞれ引き上げており、同国のインフレ率は公共料金引き上げで7月以降もさらに押し上げられる見通し。カブジュオール総裁は6月の中銀会合で、インフレのピークは9月になると発表しているが、どうやらその見通しも怪しくなってきたようだ』と解説しています。 『エルドアン大統領は金利が高い状態は投資に悪影響を与えるとして、利下げの必要性を繰り返し強調しており、利下げのタイミングについて「7月か8月ごろ」と言及していたことから、いずれ利下げとの思惑がくすぶっているため、市場には安心感は出ていない。今週のトルコ中銀会合では、政策金利は19.0%で据え置き予想』と伝えています。 また、『トルコのエネルギー天然資源省は9日付の官報で、トルコ国営石油会社(TPAO)が地中海東部での掘削ライセンス取得を申請したことを発表した。TPAOが掘削を計画している3カ所はトルコの領海内で、地中海沿岸メルシン県シルフケ沖。エルドアン大統領は先週、トルコは地中海東部で石油・天然ガスの掘削作業を実施すると発表。修復を試みている欧州連合(EU)やギリシャとの緊張が再び高まる可能性があり、欧州との関係悪化が懸念される』と分析しています。 トルコリラ円の日足については、『一目均衡表の雲と基準線が上値抵抗線になっている一方で、下値は12.50円レベルでサポートされている。この先、雲の厚みが薄くなることから、上方への抵抗が弱まるだろう。このままもち合いが続けば、底入れにつながる可能性がある』と考察しています。 こうしたことから陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『12.40円~12.90円』と予想しています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月13日付「トルコリラ円今週の予想(7月12日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《FA》
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