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NYの視点:米Q4GDP確定値に注目、米国債利回り曲線がリセッション示唆する中
2019/3/28 7:37
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*07:37JST NYの視点:米Q4GDP確定値に注目、米国債利回り曲線がリセッション示唆する中 米国債券市場は27日、3カ月物Tビルと10年債の利回りの逆イールドは一時11.035ベーシスポイントまで広がり、2007年9月来で最大を更新した。米国経済が景気後退に陥るとの警戒感が再燃。米金利先物市場では年内の利下げを77%織り込んだ。 米連邦準備制度理事会(FRB)の理事候補スティーブ・ムーア氏は25日のNYタイムズ紙とのインタビューで、「FRBは速やかに軌道を修正し政策金利を50ベーシスポイント引き下げるべき」と主張した。9月と12月の利上げは「間違い」と指摘。この発言を警戒し、米国債券相場は上昇。米10年債利回りは2.35%まで低下、2017年12月来の低水準となった。 ムーア氏の発言に対し、米大統領経済諮問委員会(CEA)のハセット委員長は、理事職獲得に向けた同氏の「セールストーク」との見解。指名されれば、同氏の見解が明らかになり、激しい発言も後退するだろうと述べた。トランプ大統領は、昨年12月に年4回目の利上げに踏み切った連邦公開市場委員会(FOMC)やそれを指揮したパウエル議長を激しく非難した。 少なくとも現状の経済指標において、景気後退の兆候は見られない。アトランタ連銀は1−3月期国内総生産(GDP)の予想を従来の+1.3%から1.5%へ上方修正した。米商務省が発表した1月貿易収支で赤字幅が予想以上に縮小したため、純輸出が0.29%ポイントのマイナス寄与から0.12%ポイントのプラス寄与に改善。また非居住住宅投資の伸びも‐2.2%から—0.2%に改善した。 商務省は10−12月期の国内総生産(GDP)の確定値を28日に発表予定。エコノミスト平均予想は+2.3%と、改定値の+2.6%から下方修正される見込み。個人消費も+2.6%と、+2.8%から下方修正が予想されている。 《CS》
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