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NYの視点:米1月雇用統計:期待高いがネガティブサプライズにも注意

2019/2/1 7:36 FISCO
*07:36JST NYの視点:米1月雇用統計:期待高いがネガティブサプライズにも注意 米国労働省はワシントンで2月1日に最新1月の雇用統計を発表する。2019年は米国経済の成長鈍化が懸念される中、労働市場の動向を見極める。ただ、雇用はどちらかというと遅行指標であるため、最新の景気動向の判断に直接つながらないことを念頭に置く。 市場エコノミストの平均予想で失業率が3.9%、非農業部門雇用者数は16.5万人と、12月の31.2万人から伸びが半減する公算。 労働省が発表する雇用統計との相関関係が最も強いとされる民間雇用の統計であるADP雇用統計の1月分は前月比+25.3万人と、予想外に11月+26.3万人に続き2カ月連続で20万人台の伸びを記録し、労働市場がひっ迫している新たな証拠となった。 ADPの民間雇用統計は順調だった一方で、最新の週次失業保険申請件数は予想外に大幅に増加、2017年9月以降1年4カ月ぶり高水準となった。政府機関閉鎖が要因である可能性もあるが、シアーズやKマートなど大規模小売り店の閉店にともなう大量解雇による影響も指摘されている。政府職員は機関閉鎖でも、閉鎖解除され次第、賃金が後払いされることが保証されていたため本来は失業保険申請の対象にはならない。しかし、政府の契約企業の社員による失業保険申請が増えた可能性もある。不透明感も強く、ネガティブサプライズにも注意が必要と見る。 ■1月雇用統計の先行指標 ・ADP雇用統計:前月比+25.3万人(予想:+21.5万人、11月:+20万人) ・NY連銀製造業景況指数: 雇用(現状):7.4(12月17.5、6カ月平均12.3) 週平均就業時間:6.8(12月6.7、6カ月平均7.0) 6か月先 雇用:8.5(12月18.6、6カ月平均15.3) 週平均就業時間:1.4(12月10.2、6カ月平均3.2) ・フィラデルフィア連銀製造業景況指数 雇用(現状):+9.6(12月+19.1、6カ月平均+16.6) 週平均就業時間:+6.0(12月+4.0、6か月平均+10.7) 6か月先 雇用:34.7(12月33.5、6か月平均32.5) 週平均就業時間:17.0(12月10.2、6か月平均14.3) ・リッチモンド連銀製造業景況指数 雇用(現状):19(12月14) 週平均就業時間:3(12月3) 賃金::31(12月31) 6か月先 雇用:21(12月28) 週平均就業時間:7(12月4) 賃金::48(12月49) ・消費者信頼感指数(%) 雇用 十分:46.6(12月45.5、前年同月37.2) 不十分:40.5(42.3、46.5) 困難:12.9(12.2、16.3) 6カ月後の雇用予想 増加:14.7(16.6、18.7) 減少:16.5(14.6、12.5) 不変:68.8(68.8、68.8) 6カ月後の所得 増加:18.2(22.4、20.6) 減少:7.1(7.6、7.9) 不変:74.7(70、71.5) ・失業保険申請件数 件数 前週比 4週平均 継続受給者数 01/26/19| 253,000| 53,000| 220,250 | 01/19/19| 200,000| -12,000| 215,250 | 1,782,000 01/12/19| 212,000| -4,000| 220,500 | 1,713,000 01/05/19| 216,000| -17,000| 221,750 | 1,737,000 12/29/18| 233,000| 12,000| 219,250 | 1,719,000 12/22/18| 221,000| 4,000| 219,250 | 1,750,000 12/15/18| 217,000| 11,000| 222,750 | 1,708,000 12/08/18| 206,000| -27,000| 224,750 | 1,705,000 12/01/18| 233,000| -2,000| 228,500 | 1,661,000 ■市場予想 失業率:3.9%(12月3.9%) 非農業部門雇用者数:前月比+16.5万人(12月+31.2万人) 民間部門雇用者数:前月比+17.5万人(12月+30.1万人) 平均時給:予想:前月比+0.3%、前年比+3.2%(12月+0.5%、+3.2%) 《CS》