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コラム【アナリスト夜話】:売買と薬指・顔幅の関係(マネックス証券チーフ・アナリスト大槻奈那)

2018/11/21 9:47 FISCO
*09:47JST コラム【アナリスト夜話】:売買と薬指・顔幅の関係(マネックス証券チーフ・アナリスト大槻奈那) 18日は、マネーフォワード社主催の「お金のEXPO」というイベントで、資産形成のお話をさせていただきました。有料イベントにもかかわらず、来場総数は若手・中堅の方々を中心に3,000人規模 -- 会場の熱気で、改めて皆さんのマネーへの関心の高さを体感することができました。 その際、ご来場の皆さんに資産形成に関するアンケートにご協力いただきました。実はこの秋、この歳で無謀と批判されつつも、某大学の博士課程に入学しました。今回のアンケートは、投資スタイルについての研究の参考にさせていただければという趣旨でした。ご協力の皆様には改めて御礼申し上げます。 各国の研究を調べてみると、投資リスクの取り方に関するものだけでも、本当に様々なものがあります。その中で、最近興味深かったのは、薬指と人差し指の長さの比(2D:4D比率)や顔の縦横比(fWHR)を、リスク選好度と比べたものです。 これらの比率には、生まれる前に浴びた男性ホルモンの量が関係しています。2D:4D比率は薬指の長さ÷人差し指の長さで計算され、比率が低いほど“男性的”とされます。ちなみに男性の平均値は 0.97程度と薬指がやや長いのに対し、女性は 1.0程度です。fWHRも同じく横幅が縦の長さより長い方が“男性的”です。 この研究では、特に時間のプレッシャーがかかると、2D:4D比率が低く顔の横幅が広い、つまり“男性的”な人がリスクを取る傾向にある、とされています。確かに、外資系金融機関にいた時も、アナリストや営業には結構女性がいましたが、コンマ1秒を競うトレーダーには圧倒的に男性が多かった記憶があります。あの頃に、男性トレーダーたちの指の長さを測ってみたかった…と後悔しています。 売買のタイミングが良くないとお悩みの方は、指や顔の比率を計測してみてはいかがでしょうか。ひょっとしたらその売買の決断は、相場観ではなく生前に浴びたホルモン量に動かされているのかもしれません。 マネックス証券 チーフ・アナリスト 大槻 奈那 (出所:11/19配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋) 《HH》