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日経平均VIからみた今回の下落局面、SMBC日興証券(花田浩菜)
2018/11/1 11:47
FISCO
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*11:47JST 日経平均VIからみた今回の下落局面、SMBC日興証券(花田浩菜) こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。 11/1付の「DailyOutlook」では、日経平均VIについて考察しているのでご紹介します。 まず同レポートでは、『日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)は、市場が想定する今後30日間における日経平均株価の変動を年率で表した指数である。日経平均VIは株価下落局面で上昇する傾向があり、数値が大きいほど投資家は先行きに対して警戒感を抱いている状態とされる』と伝えています。 続けて、今回の下落局面における日経平均VIの最大値は29.17pt(10月25日、終値ベース)であることを挙げ、『株価下落の割に、上昇は限定的といえよう。アベノミクス相場が本格化した13年度以降の主な下落局面では、バーナンキショックを起因とした13年5~7月、人民元ショックに端を発した15年8~9月、その余波の16年1~2月、英国のEU離脱(Brexit)を巡る国民投票で不透明感の高まった16年6月、米雇用統計をきっかけに適温経済の前提が崩れた今年2月に、日経平均VIは35ptを超えた。今回は30pt未満に留まっており、市場はさほど警戒感を抱いていないようだ』と分析しています。 さらに、『ボラティリティーに応じてポートフォリオの資産配分を調整する「リスク・パリティ運用」が株式市場の調整を長引かせるとの見方がある。同運用はボラティリティーが上昇すると株式をはじめとしたリスク資産の保有比率を下げ、国債等の安全資産の比率を上げる。日経平均VIが上昇すると株式の売りが増え、上値が重くなるとの考え方だ。ただ、今回は日経平均VIの上昇が限定的で、それほど攪乱要因とはならないだろう。混乱のピークは過ぎており、直に市場は落ち着きを取り戻すとみる』とまとめています。 最後にレポートでは、『日経平均株価と日経平均VI』を紹介しています。詳しくは11/1付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。 また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。 花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。 フィスコリサーチレポーター花田浩菜 《ST》
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