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暗号通貨、ブロックチェーンの国内先駆者が集う「Next Economy Conference 2018」開催

2018/10/1 19:00 FISCO
*19:00JST 暗号通貨、ブロックチェーンの国内先駆者が集う「Next Economy Conference 2018」開催 2018年9月15日(土)15時から、東京・両国駅から歩いて10分~15分のところにあるKFCホールで、国内の暗号通貨やブロックチェーンの先駆者たちが集って、「NextEconomyConference2018」が開催された。 このイベントは、ブロックチェーンやトークンを組み込んだサービスが、2018年から増え始めていくだろう、新しい稼ぎ方、ライフスタイル、これから変わるサービスと未来を先駆者の目線から語り尽くすイベントである。 当日は、会場の入り口のスペースには、スタートアップのブースや、イベント限定のトークン発行/アトラクションなどの10以上のブースが併設されて、ブロックチェーンや暗号通貨が実際に使われる体験ができる仕掛けも用意されていた。なお、このイベントを主催したのは、COINJINJAである。 司会進行役 COINJINJA創業者の徐楽楽氏のあいさつのあと、セッションがはじまった。 徐楽楽氏 最初のセッションは、「仮想通貨は、地域創生の転換点を生み出せるのか」と題して、和歌山県の地方創生会議の小幡和輝氏をモデレーターに、岡山県で自治体初のICOを進める西粟倉村から正田英樹氏、「さるぼぼコイン」が話題になった長野県飛騨高山からは川田修平氏が、ブロックチェーン都市を目指す石川県加賀市からは深山周作氏が登壇し、暗号通貨がもたらす新しいシナリオについて議論を行った。 左から、小幡和輝氏、正田英樹氏、川田修平氏、深山周作氏 新しい技術であるブロックチェーンや暗号通貨で、地方創生を成功させるためには、首長が前向きであることや、外部から応援が必要なこと、地方の有力者が推進することも重要で、全体のインフラ作りは数年かけて結果がでるものなので、長期的な取り組みが必要であるといった意見が述べられた。 続いてのセッションは、「ブロックチェーンの世界で、日本企業は勝てるのか」と題して、幻冬舎のブロックチェーンメディア「あたらしい経済」の編集者である竹田匡宏氏をモデレーターに、ブロックチェーンのコワーキングスペース「HashHub」共同創業者で投資家でもある平野淳也氏、共にdAppsの開発環境を整えたり、dAppsブラウザの開発行っているモバイルファクトリーから取締役執行役員の深井未来生氏、トークンポケットの共同創業者である中村昴平氏が登壇した。 左から平野淳也氏、深井未来生氏、中村昴平氏、竹田匡宏氏 暗号通貨やブロックチェーンでいま、盛り上がりを見せているのは、シンガポールやドイツのベルリン、アメリカのシリコンバレーである。シリコンバレーは半数以上がブロックチェーンプロジェクトに取り組んでいる現状だ。また、インターネットの分野で成功しているGoogleやFacebook、Microsoft、Appleなどがいつかはブロックチェーンや暗号業界に参入してくるだろうが、その場合、自分たちの中央集権的なところは保地ながら、現在の本業を阻害しない範囲で参入をしてくるのではないだろうか。さらに、ブロックチェーン業界は人材が不足しているので、多くの人に参入してほしいという。また、金融の知識や英語は必須だとも。では、暗号通貨やブロックチェーンが本当に社会に浸透し、みんなが使えるようになるには、相当長い時間がかかるだろうと指摘した。 3番目のセッションは、「日本発トークンプロジェクトが作る新しいコミュニティの形」と題して、『仮想通貨一年生の教科書』の著書があるポイン氏をモデレーターに、2017年にICOという新しいかたちで資金調達をした、ALISから、創業者で最高経営責任者の安昌浩氏、SynchroLifeLimitedの創業者で最高経営責任者の神谷知愛氏が登壇した。トークンエコノミーという文脈でどのような新しいコミュニティサービスができているのかに就いて、議論してもらった。 左から、ポイン氏、安昌浩氏、神谷知愛氏 資本主義でない社会をつくりたい。トークンエコノミーで、みんなの選択肢が広がるような社会をめざしたい。また、レストランなどで食事をすると、トークンがポイントのように還元されるような仕組みを推進していきたい。そして、トークンが資産価値をもち、その人にとっての将来的な財産に少しでもなるよう、消費者の立場に寄り添って、トークンエコノミーを推進していきたい、と両者は語った。 この後、セッション4として、「コイン相場:dAppsプラットフォーム構想」があり、COINJINJAの最高経営責任者の徐楽楽氏が、コイン相場上でdAppsをその場で開発し、COINNINJAのCOOである沼崎悠氏が、今後の構想について述べて、無事、「NextEconomyConference2018」は終了した。 【ニュース提供・エムトレ】 《HT》