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NYの視点:米小売りはQ3経済も強い成長を示唆

2018/8/16 7:36 FISCO
*07:36JST NYの視点:米小売りはQ3経済も強い成長を示唆 米国経済の7割は消費が占める。注目されていた7月小売売上高は前月比+0.5%となった。伸びは予想の+0.1%を上回り6月の+0.2%から拡大。衣料、フードサービス、ガスリンスタンドでの売り上げが大きく伸びたことが全体指数を押し上げた。前年比でも+6.4%。6月の+5.7%から伸びが拡大した。アマゾンの「プライムデー」の影響で、オンラインの売り上げも前月比+0.8%と、6月の+0.7%から一段と伸びが拡大した。 国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車や建材を除いたコントロールグループの小売り売上高は前月比+0.5%となり6月の‐0.1%からプラスに改善。伸びは予想+0.4%も上回った。7−9月期のGDPの成長を押し上げると見られる。2018年は減税により、国民の可処分所得も増えた。消費者センチメントも依然上昇基調にあるほか、中小企業楽観指数も7月は過去2番目に高い結果となるなど、今後も消費が好調に伸びを見せ、米国経済を支えると見られる。 4−6月期に4.1%成長を記録したあとも、7−9月期GDPも3%台の成長が予想されているほか、2018年通年でも3%台の成長を達成可能との見方が強まりつつある。大きなイベントがない限り、年2回の追加利上げを後押しする。米商務省が発表するGDPと同じモデルを使用していると市場関係者が注目しているアトランタ連銀の7−9月期の予想も4.3%と、高水準にとどまっている。このことを背景にドル高基調も継続する可能性がある。 《CS》