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日本初のAPI取引所「APIbank.jp」を開設
2018/3/16 9:26
FISCO
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*09:26JST 日本初のAPI取引所「APIbank.jp」を開設 APIという言葉も最近よく聞くようになったが、APIとは何かということが、一部の人にしか理解してもらえず、一般社会で「ああ、APIね、知っているよ」という人は少ない。しかし、APIが果たす役割は非常に大きく、一般社会で普通に利用されるようになれば、個人の生活やビジネスもかなり変わってくることは間違いない。そんな時代になりつつある。 そこで、AOSテクノロジーズは、日本で初めてとなるAPI取引所「APIbank.jp」を、2018年3月15日に開設することになった。 API、ApplicationProgrammingInterfaceの頭文字をとったものだが、企業が持っている多くのサービスやデータをAPIを利用して外部に公開し、それらのサービスやデータを他社が利用することで、そこに大きな経済圏がつくられていくといわれている。その経済圏の規模は250兆円、まさに、「APIエコノミーの時代」がやってきたといえよう。 しかし、その前に、APIを取り巻くさまざまな問題を解決しなければならない。ではいったい、どんな問題が横たわっているのか。たとえば、情報が偏っていたり、技術的な整備が整っていなかったり、企業や個人がAPIを利用する環境は非常に不便な状況にあるといっても言い過ぎではない。 急速にブロックチェーン技術が発展して、いろいろな分野で用いられる用になり、従来のアプリケーションをブロックチェーンベースで構築していく分散型のアプリケーション、Dapp(Decentralizedapplication)へのシフトが急ピッチで進んでいる。しかし、多くの開発者は、Dappの開発を行うために必要なAPIを入手することや、Dappの開発ノウハウなどが不足しているのが実情だ。 そこで「APIbank」の出番である。「APIbank」は、世界中のAPIがまとめて取引できるAPI取引所である。最先端のブロックチェーン技術を活用するためのAPIを提供し、Dappの開発支援する。開発されたDappのAPIをさらにAPIbankに登録することで、Dappの経済圏が広がっていく。「APIbank」を利用すれば、ソフト会社や開発者のソフトウェア開発の効率向上に繋がり、世界中で使われるアプリ開発の支援にもなる。 ■API取引所とは何か APIを使ってもらいたい企業や提供者、ソフト会社とAPI開発者やビジネス企画者を繋げる流通プラットフォームのことである。優良なAPIを分野別に分類して、取引所で一括して扱うことによって、個別にソフト会社とAPI開発者が私的にやりとりをしなくても、API取引所にアクセスすれば、欲しいAPIを利用することが可能だ。また、開発したアプリのAPIを「APIbank」に登録すれば、新たなAPIを「探して、試して、使ってみる」ことがたやすくできて、API取引の活性化にも繋がっていく。 ■Dapp(DecentralizedApplication)とは何か 最近、急速に登場してきたのがDapp(DecentralizedApps)という、分散型アプリケーションである。従来のアプリケーションと何が違うのか。従来のアプリケーションは、サーバーを主体に管理することで動作を行うが、中央集中型の従来のアプリは、単一の障害にめっぽう弱く、不透明性が高いという大きな問題点を抱えている。 しかし、Dappは、ブロックチェーンの分散型台帳技術によって、ネットワーク全体に広がるサーバーとコミュニティによって共同で管理されているため、単一障害が起こりえず、過去のデータ改ざんもできない、非常に透明性の高い環境を構築できる。Dappの最初はビットコインだが、現在では、いろいろな従来型のアプリがDappに書き換えられている。開発されたDappのAPIが「APIbank」に登録・利用されることで、Dapp経済圏が大きく拡大していくことになる。 ■APIbankの3つのミッションとは 1.API提供者支援 API開発アドバイザリー、開発ドキュメントの翻訳・シェア、APIガイドライン開発・シェア、コミュニティの運営 2.APIマーケティング・販促支援 APIbankやソーシャルによる露出、マーケティング調査データの公開、決済・契約代行、開発コンテスト 3.API開発者支援 複雑なAPI管理業務の代行、API関連ニュースや新しいAPIの紹介、開発・調査サポート、コミュニティの運営、コンテストなどの開催 ■「APIbank」を支えるSOBAプラットフォーム 「APIBank」を支えているのは、SOBAというプラットフォームである。APIを一元管理し、動作環境を提供して、APIの開発に貢献している。APIをSOBAプラットフォームに登録するだけで、従来のように、API開発者が個別にソフト会社やAPI提供者との契約や、評価テストの手間を省力化でき、開発効率を高めるようになる。それまでのやり方だとどうていもソフトウェア開発の生産性が著しく低下するため、それを一刻も早く改善する意味も込めて、SOBAプラットフォームが開発されたのだ。 【ニュース提供・エムトレ】 《HT》
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