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仮想通貨投資家サーベイ(2):波乱相場のなか、個人投資家が注目する仮想通貨とは?

2018/2/26 19:00 FISCO
*19:00JST 仮想通貨投資家サーベイ(2):波乱相場のなか、個人投資家が注目する仮想通貨とは? フィスコグループでは昨年末より仮想通貨投資に関する個人投資家のサーベイ(アンケート調査)を定期的に実施しています。2018年最初のサーベイは、国内の大手仮想通貨取引所に対する不正アクセス事件が発覚した後の、1月31日~2月5日の期間で実施しました(573名、母集団はフィスコ仮想通貨取引所、およびフィスコの有料情報サービス「クラブフィスコ」登録者)。本稿ではその結果の一端をご紹介します。 今回のサーベイでは、「2018年に注目している仮想通貨(複数回答可)」について投資家に質問しました。回答をみてみると、「ビットコイン(BTC)」に注目する投資家が全体の41%(235名)となっており、過半とまではいかないまでも主力の仮想通貨として存在感を示す結果となりました。また、今回は複数回答が可能であったこともあり、投資家が注目するBTC以外の仮想通貨も判明しました。 まず、35.3%(202名)と全体の3分の1以上の得票を得て、BTCに次いで投資家の注目度が高いことがわかったのは、「イーサリアム(ETH)」です。さらに、31.9%(183名)の「リップル(XRP)」とBTCに次ぐ時価総額シェアを誇る2通貨の名前が挙がっています。 ETHは、スマートコントラクト(契約執行の自動化)によって非中央集権型・分散型アプリケーションを作成するためのプラットフォームであることが特徴です。さまざまな企業や団体が、このプラットフォームを活用したICO(クラウドセール)で多額の資金を調達していることでも注目されています。一方、XRPは分散化されたネットワークの上で高速・安価な送金やトレードを実現することを目的とする通貨です。外国為替送金など、既存の金融機関の仕組みに近く、世界でも多くの金融機関が当該ネットワークに参加表明している点が特徴です。円、ドル、ユーロやBTCなどをXRPプラットフォームで送金、トレードすることができる長所があります。 また、XRPに次いで4番目に注目を集めた通貨は、カイカコイン(CICC)でした(167名で29.1%)。CICCは、JASDAQに上場する株式会社カイカ<2315>の企業トークンとして発行されたもので、2017年9月時点でトークン価格は10円を割れていました。しかし、年末にかけてみせた急騰劇で130円(12月14日)まで上昇したこともあり、メジャー通貨以外で投資家の注目を集める結果となったようです。 ちなみに、初めて聞く方も多いかもしれませんが、トークンは仮想通貨取引と同様にインターネットとの親和性が高いうえ、これを使うことによって、遠隔地同士の送金手数料や取引所要時間、運営管理コストなどが既存の金融サービスに比べて節約できるなどの特徴があります。カイカコインの場合は、同社作成の技術レポートや海外旅行パッケージツアーなどとの交換も可能であることから、利用シーンの幅の広さも評価される一因となったもようです。このような各トークンの利用シーンの拡大が、今後の市場価格などに対してもポジティブな影響を与えることが想定されます。 そのほかにも今回の調査では、過半数(57.5%)の投資家がBTCは中期的(1年後)に100万円~300万円程度になると予想するなど堅調推移が予想されていながらも、波乱相場のなかでBTCに2017年のような急騰劇をあまり期待していない投資家が多いことが判明しました。これらを踏まえると、2017年末からみられた第2の投資先を探す動きは2018年も引き続き継続するのではないでしょうか。 仮想通貨は、それぞれが異なる特徴を有しています。個々の長所や短所を把握し、実際の活用シーンに合った通貨を保有することが、仮想通貨投資における重要事項の一つといえます。加えて、今年1月には国内の大手仮想通貨取引所に対する不正アクセスによる仮想通貨流出事件が発生しました。投資家1人1人が、利用する取引所が登録事業者であるか否かを事前に調べること、また取引所(登録事業者)自体を分散すること、取引所内でも複数の通貨に分散投資するといった動きを意識する必要があるでしょう。 ※本稿では、サーベイに基づき注目の仮想通貨を紹介しましたが、実際に仮想通貨への投資をされる場合はリスクをご自身で再度分析・認識されることをおすすめいたします。(以上) ■Q.2018年に注目している仮想通貨は何ですか?(複数回答可) ・ビットコイン(BTC、XBT):41.0%(235名) ・イーサリアム(ETH):35.3%(202名) ・リップル(XRP):31.9%(183名) ・カイカコイン(CISS):29.1%(167名) ・ネム(NEM、XEM):25.1%(144名) ・モナーコイン(MONA):24.1%(138名) ・フィスココイン(FSCC):24.1%(138名) ・ビットコインキャッシュ(BCH):15.9%(91名) ・リスク(LSK):7.7%(44名) ・カルダノ(ADA):5.6%(32名) ・ライトコイン(LTC):5.4%(31名) ・その他 【アンケート概要】 対象者:仮想通貨投資に関心のある個人投資家 集客方法:フィスコ仮想通貨取引所、クラブフィスコ 実施期間:2018年1月31日~2月5日11時57分まで 参考:実施期間中のBTC/JPY価格レンジ1,147,920円~805,015円 回答方法:インターネット 集計規模:573名 《DM》
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金融向けシステム構築に強みを持つIT企業。独自の暗号資産「カイカコイン」(CICC)を発行。チューリンガムとCICCのトークノミクス設計に関するパートナーシップを締結。Web3領域の高単価案件の獲得図る。 記:2024/05/06