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米通商協議停滞で消費者心理は大幅に悪化する可能性

2019/11/27 19:39 FISCO
*19:39JST 米通商協議停滞で消費者心理は大幅に悪化する可能性  26日のニューヨーク外為市場では、11月CB消費者信頼感指数の低下を嫌気したドル売りが観測されたが、米通商協議のさらなる進展への期待は持続しており、リスク回避のドル売りは拡大しなかった。米コンファレンス・ボード(CB)の11月消費者信頼感指数は125.5で10月の126.1から低下しており、市場予想の127.0程度を下回った。現況指数は166.9で10月実績の173.5を下回ったが、期待指数は97.9で10月実績の94.5を上回った。  市場関係者の間からは、11月の消費者信頼感指数の低下について「個人消費がさらに活性化する可能性は低いものの、景況感の急速な悪化を示唆するデータではない」との声が聞かれている。ただし、一部の市場関係者は「米中通商協議で12月上旬頃までに第1段階の合意が実現されない場合、12月の消費者信頼感指数は一段と低下する」と指摘し、米長期金利や為替相場にも大きな影響を与える可能性があると警戒している。 《MK》