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レノバ、ERI HD、アウトソシングなど

2021/12/29 15:54 FISCO
<9603> H.I.S. 1927 +32大幅反発。前日に21年10月期の決算を発表、営業損益は641億円の赤字で、10月30日の公表値をやや下回る着地となった。一方、今期業績見通しは非開示としている。ただ、実績値並びにガイダンス非開示は想定線で、決算に大きなサプライズはないもよう。他方、オミクロン株に対する過度な警戒感も後退しつつあるなか、決算でのネガティブインパクトもなかったことで、目先の悪材料出尽くしを意識する流れに。 <7649> スギHD 6930 +110大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は233億円で前年同期比8.9%減となったが、9-11月期は72億円で同3.7%増と増益に転じた。市場予想の上限レベルも上回る着地に。一方、通期予想は従来の343億円から310億円、前期比8.9%減に下方修正、販促の強化を反映した。ただ、下振れ自体は織り込み済みであり、株価も安値圏にあることから、足元業績の下げ止まりをプラス視する動きが優勢に。 <6264> マルマエ 3085 -135大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は6億円で前年同期比3倍となった。上半期計画9億円に対する進捗率は66.1%の水準となっており、順調なスタートが確認された。市場の好調に伴って半導体分野の受注が既存客、新規顧客で好調に推移した。ただ、好調な半導体市況を背景とした好決算期待は十分に反映されており、年初来高値水準が接近する状況下、出尽くし感からの利食い売りが優勢に。 <7921> TAKARA & C 1933 +129大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は22.5億円で前年同期比43.5%増益となった。第1四半期は同10.5%増にとどまっていたため、増益率は大幅に拡大する形に。通期予想28億円、前期比3.4%増は据え置いているが、進捗率は8割に達していることで上振れ期待が高まっている。通訳・翻訳事業の赤字幅縮小に加えて、主力のディスクロージャー事業も順調に伸長している。 <8369> 京都銀 5450 +390急伸。前日に株主還元方針の変更を発表。これまでは配当性向30%を目安としていたが、今年度からは総還元性向50%を目指すとしている。22年3月期の具体的な還元内容はあらためて開示するとしているが、増配、あるいは自社株買いの併用などが想定されている。同行では配当性向を30%に引き上げたばかりであり、株主還元強化の流れを評価する動きが優勢となっている。 <8892> 日本エスコン 757 -30大幅続落。本日は12月期決算企業の配当権利落ち日となっている。同社は期末に一括配当38円を計画しており、前日終値をベースにすると配当利回りは4.8%の高水準。権利落ちによる処分売りの動きが優勢のようだ。オンラインファンドの運営などを手掛けるFUELの買収を前日に発表しているが、ポジティブ反応も限定的。本日は同社のほかにも、ユニカフェ、グロバルリンクなど権利落ちで下落率上位に。 <6083> ERI HD 1443 -201急落。前日に上半期決算を発表、営業損益は9.3億円の黒字となり、前年同期比10.1億円の損益改善となっている。12月21日に上方修正した水準での着地になっている。通期予想16億円、前期比4倍、年間配当金40円、前期比25円増配は、当時上方修正した数値を据え置いている。上方修正から前日終値まで26.1%の上昇となっており、決算正式発表を受けて出尽くし感からの利食い売りが優勢の展開に。 <9519> レノバ 2064 -1136急落。本日は3日ぶりにザラ場で寄り付き、その後も売り優勢の展開になっている。秋田県由利本荘市の洋上風力発電事業に選定されなかったことがネガティブサプライズとなり、先週末比では半値以下の水準となっている。選定結果を受けて直近では、野村證券やみずほ証券が投資判断を売り推奨に格下げしているが、野村證券では目標株価2430円、みずほ証券では2300円としている。 <2427> アウトソシング 1501 +135大幅反発。第3四半期報告書の提出期限を再延長申請したことで、前日には先行き不透明感から急落していたが、本日は過度な警戒感が後退する展開に。想定通り調査委員会より調査報告書を前日に受領、過年度決算の修正については、売上高で累計9.5億円、営業利益で2.8億円の減少となるもよう。22年1月14日には報告書の提出が行われるともみられ、実態面での影響は限定的との見方が優勢となっている。 <3086> Jフロント 1059 +73大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計事業利益は88.8億円で前年同期比4.7倍、9-11月期も52億円で同3.2倍となっている。百貨店事業が高額品好調に加え、ボリューム回復とコスト圧縮で急回復、SC事業も心斎橋PARCO開業効果やコスト減で大幅増益となっている。通期予想は据え置いているが、前提となる12-2月期は31億円であり、超過達成期待があらためて高まる状況となっているようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
2427 東証プライム
1,749
6/5 15:00
-1(-0.06%)
時価総額 220,288百万円
製造業向け人材派遣・業務請負が柱。M&Aを活用して国内外で事業拡大。昨年12月に発表したMBOの一環として米投資ファンドのベインが1株1755円でTOB実施。今年3月にTOBが成立し、同社株は上場廃止へ。 記:2024/04/10
1,719
11/22 15:30
+12.5(0.73%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
6083 東証スタンダード
2,027
11/22 15:30
+56(2.84%)
時価総額 15,875百万円
建築物の確認・検査業務、住宅性能評価等を行う日本ERIを中核とする持株会社。戸建住宅の審査に強みを持つ住宅性能評価センターなども傘下に持つ。中核事業ではM&Aでインフラ・ストック分野の事業領域を拡大。 記:2024/06/28
6264 東証プライム
1,606
11/22 15:30
+5(0.31%)
時価総額 20,963百万円
半導体・FPD製造装置の部品の開発・製造等を行う。真空チャンバー、排気板、静電チャック等が主要製品。鹿児島県出水市に本社。太陽電池製造装置部品は引き合い継続。消耗品を強化。26.8期売上高120億円目標。 記:2024/10/29
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(1.12%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
7921 東証プライム
2,715
11/22 15:30
+13(0.48%)
時価総額 35,710百万円
金融商品取引法関連製品、IR関連製品などディスクロージャー関連事業が主力。通訳・翻訳事業も。上場企業・IPO予定企業の情報開示サポートに強み。新事業領域の拡大図る。中計では26.5期営業利益43億円目標。 記:2024/10/24
8369 東証プライム
8,503
9/27 15:00
+121(1.44%)
時価総額 644,876百万円
京都府地盤の地銀。証券業務や信託業務も展開。任天堂や日本電産など京都発祥の優良企業の株式を多く保有し、地銀最大級の含み益。預金・譲渡性預金は個人・法人中心に増加。経常費用は減少。23.3期3Qは増益。 記:2023/04/16
8892 東証プライム
991
11/22 15:30
+2(0.2%)
時価総額 97,694百万円
中部電力傘下の不動産デベロッパー。不動産販売事業が中核。不動産賃貸事業、不動産企画仲介コンサル事業も。分譲マンションは「レ・ジェイド」ブランドで展開。中期経営計画では27.3期売上高1570億円目標。 記:2024/06/24
9519 東証プライム
800
11/22 15:30
-10(-1.23%)
時価総額 72,950百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26
9603 東証プライム
1,838
11/22 15:30
-3(-0.16%)
時価総額 146,785百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09