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SMC、ヤマハ発、ファナックなど

2016/2/10 16:34 FISCO
<6273> SMC 25155 +1695 買い先行。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は前年同期比7%増の327億円となり、通期計画に対する進捗率は79.5%に達している。サプライズは乏しいものの、ファナックやオムロンの業績下方修正などから警戒感も高まっていたと見られ、想定以上の底堅い決算を受けて安心感が高まる状況に。また、マイナス金利の導入が決定している中、ファナックの自社株買い発表もあり、同社などのキャッシュリッチ銘柄には株主還元策への期待も高まる方向へ。 <5711> 三菱マテ 293 -43急落。前日に第3四半期の決算を発表、累計経常利益は555億円で前年同期比16%減益、通期予想は880億円から730億円に下方修正している。下方修正値は市場コンセンサスを100億円強下回っているほか、先の観測報道では800億円程度とされていたこともあり、想定以上の下方修正幅としてネガティブなサプライズにつながる。銅以外の金属部門の下振れが想定以上との見方に。 <7272> ヤマハ発 1844 +94反発。昨日は決算発表後に急落する展開となっていたが、株価下落は過剰反応として本日はリバウンドを目指す動きになっている。カリヨン証券では投資判断を「セル」から「バイ」に一気に3段階格上げしているもよう。目標株価は2450円としているようだ。業績見通しは保守的としているほか、配当70円は魅力的であり、決算発表後の下げは行き過ぎと判断のもよう。 <5233> 太平洋セメント 242 -53急落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は前年同期比11%減の180億円となった。通期見通しは従来の660億円から600億円に下方修正。国内セメント販売数量の下振れ、米国におけるコスト増などが背景。市場予想は650億円程度であったと見られ、想定以上の下方修正となる格好に。また、中国の上級も依然として厳しいようだ。 <7915> 日写印 2154 +264大幅反発。前日に第3四半期決算を発表している。野村證券では10-12月期の営業利益は54億円となり、デバイス事業を中心に想定を大きく上回ったとしてポジティブに評価しているようである。また、モバイル機器の需要動向や為替動向などが不透明だが、生産性や固定費の管理に大きな問題はないもようと。株価は昨年11月高値をピークに調整が続いていたこともあり、アク抜けを意識した値動きに。 <4661> OLC 8070 +703日続伸。岡三証券ではレーティング「強気」を継続し、目標株価を9000円から9100円に引き上げている。会社側は2016年4月からのチケット価格の値上げを発表したが、岡三証券では、値上げによる入園者数へのネガティブな影響は軽微で、17年3月期の入園者数は16年3月期比横ばいを予想。 <9433> KDDI 2921.5 -153.5売り優勢。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は2210億円で前年同期比1%減、市場予想をやや上回る着地になっているが、ドコモとの比較などでは、相対的にモメンタムは鈍化する格好へ。また、上限500億円、1850万株の自社株買い設定を発表、そのうち、立会外取引で上限1626万株の取得を行う。需給インパクトは限定的だが、一株当たりの価値向上にはつながる形へ。ただ、京セラの保有株売却が今後も続くといった懸念にもつながる格好か。 <6954> ファナック 16185 +335買い先行。自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の1.02%に当たる200万株を取得上限としており、取得期間は本日から5月9日までとしている。前年には、年間純利益の6割を配当に、2割を自社株買いに充てる方針を発表しており、この方向性に沿ったものであるが、目先の需給下支えにつながるとの期待も。なお、マイナス金利導入に伴い、こうした株主還元策を実施する企業は増加する可能性も。 <8306> 三菱UFJ 456.4 -34.8続落。本日もメガバンクは揃って売り優勢の展開に。欧州市場では金融株の下落が継続しており、国内メガバンクにもマイナス金利導入の影響による先行き懸念が強まる状況となっている。リスクオフのなかで資金の貸出先が乏しい中、長期金利のマイナス突入で、一段と利ざやの縮小が懸念される状況にも。なお、ドイツ銀行は債券買戻しとの報道を受けてADRでは下げ幅を縮小させていた。 《FA》
関連銘柄 9件
4661 東証プライム
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時価総額 6,433,680百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
5233 東証プライム
3,752
11/27 15:30
+18(0.48%)
時価総額 443,456百万円
セメントメーカー国内最大手。セメントや生コンクリートの製造・販売に加え、骨材や石灰石製品、コンクリート二次製品等も手掛ける。27.3期売上高1兆円計画。価格政策の見直しなどにより、国内事業の再生図る。 記:2024/10/20
5711 東証プライム
2,385
11/27 15:30
-43.5(-1.79%)
時価総額 313,604百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6273 東証プライム
65,030
11/27 15:30
-2,040(-3.04%)
時価総額 4,381,006百万円
空気圧制御機器メーカー。方向制御機器や駆動機器、空気圧補助機器、温調機器等の製造・販売を行う。空気圧機器で世界トップシェア。豊富な品揃えなどが強み。千葉県柏市の新技術センターは25年9月に完成予定。 記:2024/10/04
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(-4.91%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7272 東証プライム
1,303.5
11/27 15:30
-39.5(-2.94%)
時価総額 1,369,525百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7915 東証プライム
1,635
11/27 15:30
+7(0.43%)
時価総額 83,150百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
1,768
11/27 15:30
-26.5(-1.48%)
時価総額 23,482,567百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9433 東証プライム
4,915
11/27 15:30
-11(-0.22%)
時価総額 10,772,923百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04