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キヤノン、日本ペイント、日本水産など

2015/12/25 17:07 FISCO
<7751> キヤノン 3730 -304日ぶりに反落。本日は配当権利取り最終売買日となるが、権利落ち後の換金売り圧力なども想定して、戻り売りの動きが早まってきているようだ。また、前日には未定としていた期末配当金を75円にすると発表、年間配当金は前期と同じく150円となる。一部では前期比増配を見込んでいた向きもあったようだ。シティグループ証券では、1995 年度以降、「営業増益を確保した年度は必ず増配してきた」経緯があると指摘している。 <9503> 関西電力 1381 -80大幅続落。福井地裁では、高浜原発再稼働の差し止めを命じた仮処分決定を取り消し、同社では来年1月下旬にも再稼働を目指すと伝わっている。想定よりも幾分スケジュールは前倒しの印象もあるが、来期業績には再稼働が十分織り込まれていることもあり、短期的な出尽し感が先行しているようだ。来春には電力小売り全面自由化がスタートするなど、引き続き業界環境は厳しい状況と捉えられている。 <4548> 生化学 1821 +76上げ幅広げる展開に。関節機能改善剤の3回投与キット製品「ヴィスコ・スリー」について、FDAから承認を取得したと発表している。米国ではヒアルロン酸製剤市場は着実な成長を続けており、特に3回投与製品が売上を伸ばしていることから、同社製品の成長などにも期待感が高まる状況へ。 <2593> 伊藤園 3095 +96反発で8月14日の年初来高値水準に接近。16.4期の海外事業の営業利益は前期比5.3倍の16億円前後になりそうだと観測報道が伝わっている。和食人気の広がりや訪日外国人客の増加から抹茶の認知度が高まっており、上海子会社は予定よりも前倒しで黒字化の見通しと。海外事業拡大が業績をけん引するタイミングは、従来想定よりも早まるとの期待につながる。 <6134> 富士機械 1175 +20しっかり。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は1380円としているようだ。四半期受注が16.3期第3四半期をボトムに回復が見込まれること、16.3期業績は会社計画を上回る見通しであること、17.3期の増収増益期待が高まったことなどを格上げの背景としている。来期営業利益は2割の増益を予想している。 <4612> 日本ペイント 2917 +128買い優勢。SMBC日興証券では、第3四半期のプレビューをリリースしている。第3四半期累計の営業利益は前年同期比2.3倍の545億円と予想しているもよう。中国をはじめとしたアジア関連会社の子会社化に伴う上乗せが大幅増益に寄与。通期予想は据え置かれる公算だが、日本の原料安メリットと北米の自動車用塗料の販売数量の伸びが想定以上で、幾分余裕含みの進捗とみているようだ。 <6740> JDI 331 +2堅調。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げしている。目標株価も380円から530円に引き上げのもよう。生産面での歩留まりの改善、主要顧客向けの納入シェア拡大などが進んでおり、これまでディスカウント要因となってきた営業利益率の低さは、解消に向かうと捉えているようだ。外部環境の変化も16-17年度業績への影響は限定的と見ている。 <1332> 日本水産 647 +81連日の急伸。前日はストップ高比例配分となっていた。SMBC日興証券、みずほ証券の投資判断格上げが引き続き評価材料視されている。とりわけ、目標株価がそれぞれ、960円、910円と、現値と比較して揃って乖離が大きいことから、水準訂正余地は大きいといった見方が優勢になっているもよう。 <3382> セブンアイ 5458 +62しっかり。3-11月期営業利益は2600億円程度、前年同期比約5%増になったもようとの観測報道が伝わっている。日米でのコンビニ事業の好調がけん引役となっているようだ。ほぼ市場予想の範囲内でサプライズは乏しいものの、上半期決算数値が市場予想を下回り、通期予想を下方修正していた経緯から、当面の安心感は強まる状況にもなっている。 《FA》
関連銘柄 9件
1332 東証プライム
909.9
11/27 15:30
-10.1(-1.1%)
時価総額 284,280百万円
1911年創業の大手水産会社。水産事業、冷凍食品に強みを持つ食品事業が主力。特定保健用食品等の開発・提供、冷蔵倉庫事業、配送事業等も。コンビニ向けおにぎり・サラダは販売順調。養殖事業の安定・拡大図る。 記:2024/06/13
2593 東証プライム
3,123
11/27 15:30
-37(-1.17%)
時価総額 278,609百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
2,576
11/27 15:30
+23(0.9%)
時価総額 6,709,336百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4548 東証プライム
797
11/27 15:30
-9(-1.12%)
時価総額 45,281百万円
関節機能改善剤、眼科手術補助剤、腰椎椎間板ヘルニア治療剤等を手掛ける医薬品事業が主力。エンドトキシン測定用試薬等のLAL事業も。開発・製造に特化し、販売は提携先に委託。関節機能改善剤のプレゼンス強化図る。 記:2024/10/05
996.8
11/27 15:30
-8.2(-0.82%)
時価総額 2,362,926百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
6134 東証プライム
2,185.5
11/27 15:30
-68(-3.02%)
時価総額 213,794百万円
電子部品実装ロボットメーカー。愛知県知立市に本社。高速装着機「NXT」が主力。NC旋盤中心の工作機械、移乗サポートロボット等も手掛ける。拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」など新世代機種の拡販図る。 記:2024/08/06
6740 東証プライム
19
11/27 15:30
±0(0%)
時価総額 73,727百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
7751 東証プライム
4,962
11/27 15:30
-18(-0.36%)
時価総額 6,618,132百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
9503 東証プライム
1,907.5
11/27 15:30
+71.5(3.89%)
時価総額 1,790,633百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17