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東京電力、日本水産、日金銭など

2014/11/5 16:37 FISCO
<9984> ソフトバンク 7840 -187売り先行。前日に上半期の決算を発表、営業利益は5966億円で前年同期比19%減益、前年同期には一時的な利益計上があって、これを除いたベースでは2割強の増益となるものの、市場予想は300億円程度下振れており、通期予想の下方修正と合わせて嫌気する動きが優勢となっている。通期営業利益は1兆円から9000億円に下方修正、スプリントの業績下方修正などが業績下振れの主因に。アリババの上場イベントが通過したことで、今後の焦点となるスプリントだが、収益向上の表面化などには時間を要するとの見方で、目先はカタリスト不足になるといった懸念も。 <9983> ファーストリテ 42450 +950安寄り後は切り返す展開に。指数との連動性が強く、日経平均の持ち直しに連れ高する状況となっている。前日には10月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比10.5%増と2ヶ月連続での2ケタ増となった。昨年10月は大きく落ち込んでいたため、市場の期待値には届かない状況であったものの、台風が相次いで直撃したことや会社計画を上回っていることなどを見直す動きにも。 <7201> 日産自動車 1050 +22しっかり。前日に第2四半期の決算を発表している。7-9月期営業利益は1393億円で前年同期比22%増益、市場コンセンサスは100億円弱上回ったとみられる。ホンダ<7267>の下振れ決算などでやや警戒感も強まっていたと見られ、安心感が先行する状況にもなっているようだ。通期予想5350億円は据置、為替前提を円安方向に修正する一方で、販売台数前提を下方修正している。なお、野村では、北米収益の想定以上の改善を評価して買い推奨を継続。 <7735> SCREENホールディングス 662 +56買い優勢。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の47億円から67億円、前年同期比2.2倍の水準に増額修正へ。固定費の抑制や変動費の削減などで収益性が向上したもよう。上振れ期待は高かったが、市場予想も10億円強は上回る水準であったようだ。なお、通期見通しに関しては、足元の受注動向を見極めたいとの見方が優勢に。 <6839> 船井電機 1158 +154上昇率トップ。前日に上半期の決算を発表、経常利益は従来予想の4億円に対して27.8億円となり、通期予想は4億円から14億円に上方修正している。液晶テレビの大型化や米国年末商戦向け出荷の好調などに加えて、為替差益の計上が上振れの背景になっている。株価は安値園と業績懸念が強まっていたため、上振れ決算はポジティブなインパクトに。足元では、米国の消費者信頼感指数が上振れなど、事業環境の好転も想定される状況に。 <9501> 東京電力 439 +34上げ目立つ。福島原発4号機において、リスクの大きい使用済み核燃料がすべて取り出され、廃炉に向けた一つの山を越えたことが分かったと報じられており、手掛かり材料視する向きもあるようだ。また、原油市況の下落によるコスト低減期待、原発再稼働の前進に向けた動きが顕在化してきていることなども評価、電力株が全面高になっている流れなども支援に。 <1332> 日本水産 338 +23後場は上げ幅を広げる。場中に上半期の決算を発表、営業利益は102億円で前年同期比93%増益となり、従来予想の64億円を大幅に上回る着地となった。通期予想は従来の155億円から175億円に上方修正。水産物市況の高値推移などが業績上振れの背景に。これまでは比較的、楽観的な予想が多かった銘柄との印象も強く、市場予想も大きく上回る実績値にインパクトは強まる格好に。 <9616> 共立メンテ 4805 +265大幅続伸。三菱UFJでは投資判断を新規に「バイ」、目標株価を5840円としている。ホテルや寮の新規開発は相続増税による土地活用ニーズなど背景に順調推移が見込めるほか、東京都内やソウルなどのビジネスホテル、北海道などリゾートホテルの開発案件も確保していると評価。土地有効活用やホテル売却などで、バランスシートの健全性を維持しながら、事業規模拡大を実現可能であり、増配基調が続くとみている。 <5631> 日本製鋼所 417 +26急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は36.7億円で前年同期比54%増益、従来予想の40億円は下振れる着地になった。通期予想は従来の95億円から75億円に下方修正している。また、最終損益は、風力発電に絡む特損計上で60億円の黒字から45億円の赤字に大幅下方修正。通期見通しは市場コンセンサスを下回るが、特損計上の影響がこれまで不透明であったことから、短期的な悪材料出尽くし感と受け止める動きが優勢にも。 <6418> 日金銭 1753 +82後場に入って上げ幅を広げる。IR議連は本日に幹部会を開き、審議再開が遅れているカジノ推進法案に関して、今国会での審議と成立をめざす方針を確認と一部で報じられている。足元では今国会での成立が難しくなったとの見方が強まっていたが、あらためて早期法案成立への期待感も再燃する格好に。カジノ関連の中心格として短期資金の関心が高まる形。 《FA》
関連銘柄 11件
1332 東証プライム
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時価総額 293,216百万円
1911年創業の大手水産会社。水産事業、冷凍食品に強みを持つ食品事業が主力。特定保健用食品等の開発・提供、冷蔵倉庫事業、配送事業等も。コンビニ向けおにぎり・サラダは販売順調。養殖事業の安定・拡大図る。 記:2024/06/13
5631 東証プライム
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時価総額 470,116百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
6418 東証プライム
1,029
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時価総額 30,534百万円
貨幣処理機器や金融関連機器、遊技場向関連機器の製造・販売等を行う。紙幣識別機ユニットが主力製品。北米筆頭にゲーミング市場で高シェア。ゲーミング市場ではカジノホールの省力化など取扱製品の多様化図る。 記:2024/06/29
6839 東証1部
918
8/25 15:00
+1(0.11%)
時価総額 33,168百万円
液晶テレビ・DVDプレイヤーが主力のデジタル家電メーカー。低価格品が主体。主要顧客はウォルマート。出版会社秀和システムのTOBにより株式非上場化が決定。メキシコ向け液晶テレビ好調もあり、1Qは増収確保。 記:2021/08/03
7201 東証プライム
373.9
11/28 15:30
+0.4(0.11%)
時価総額 1,578,125百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,299
11/28 15:30
+6.5(0.5%)
時価総額 6,858,720百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
9,535
11/28 15:30
+561(6.25%)
時価総額 968,661百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
542
11/28 15:30
+1.6(0.3%)
時価総額 871,004百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9616 東証プライム
2,715.5
11/28 15:30
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時価総額 213,004百万円
学生寮や社員寮の運営等を行う寮事業、ビジネスホテル「ドーミーイン」の運営等を行うホテル事業が柱。総合ビルマネジメント事業、フーズ事業等も展開。寮事業では販売価格の適正化、徹底したコスト管理などを図る。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
51,100
11/28 15:30
-90(-0.18%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(0.75%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17