マーケット
9/20 15:15
37,723.91
+568.58
41,606.18
+509.41
暗号資産
FISCO BTC Index
9/20 18:37:31
9,142,248
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

ハイテク株が日経平均をけん引する可能性

2024/5/23 8:35 FISCO
*08:35JST ハイテク株が日経平均をけん引する可能性  23日の日本株市場は、買い一巡後は膠着感の強い相場展開が続きそうである。22日の米国市場は、NYダウが201ドル安、ナスダックは31ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した前回開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策金利を一段と長期にわたり高水準で維持する姿勢のほか、必要であれば追加引き締めを支持する参加者もいたことが明らかになり、利下げ期待の後退で売りが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比15円高の38635円。円相場は1ドル156円70銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場の下落は重荷となるものの、FOMC議事要旨については足もとで当局者によるインフレを警戒する発言が相次いでいたこともあり、織り込み済みであろう。改めて嫌気売りに向かわせる展開にはなりづらいと考えられる。一方で、注目されていたエヌビディアの決算は、1株利益や売上高、第2四半期の見通しが軒並み予想を上回ったほか、1株を10株にする株式分割や増配計画を発表し、時間外取引で大きく買われている。  日経225先物はナイトセッションで一時38460円まで売られる場面も見られたが、エヌビディアの決算を受け、終盤には38800円まで買われている。先物にサヤ寄せする形から指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する可能性が高く、売り方の買い戻しの動きも強まりそうである。昨日の日経平均株価は支持線として意識されていた75日線を下回ったものの、同水準からのリバウンドを見せてくることになろう。  もっとも、買い一巡後はエヌビディアの決算を受けた米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性はある。そのため、買い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。物色としては、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>などの値がさハイテク株のほか、前日に日経平均株価を支えていたソフトバンクグループ<9984>の動向に注目。また、日銀の金融政策正常化への思惑がくすぶるなか、メガバンクの動向にも関心が集まりそうである。 《AK》
関連銘柄 4件
6857 東証プライム
6,295
9/20 15:00
+79(1.27%)
時価総額 4,823,034百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
24,560
9/20 15:00
+1,120(4.78%)
時価総額 2,315,664百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
24,245
9/20 15:00
+1,225(5.32%)
時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(1.88%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17