マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/18 23:53:41
10,403,480
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

東エレクなど半導体株が下支え役に

2019/7/23 8:47 FISCO
*08:47JST 東エレクなど半導体株が下支え役に  23日の日本株市場は、ハイテク株が下支えとして意識されそうだ。22日の米国市場は、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官が訪中することが伝わり、米中協議の行方を見極めたいとの思惑からNYダウは小動きだった。一方で、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が買われており、ナスダックやSOX指数は強い動きをみせている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の21390円。円相場は1ドル107円80銭台で推移している。  ゴールドマン・サックスが米半導体製造装置メーカーの投資判断を引き上げており、アプライド・マテリアルズ、ラムリサーチ、KLAのほか、半導体大手のマイクロン・テクノロジーの投資判断を引き上げており、いずれも大幅上昇となった。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など決算を控えているものの、信用需給妙味もあり、買い戻しを誘う展開から、日経平均の下支えとして意識されそうだ。  ちなみに、東エレクの信用倍率は1.46倍、アドバンテストは0.75倍、SCREEN<7735>は1.19倍となっており、足元でリバウンド基調が強まっていることも、買い戻しに向かわせやすいところである。一方で、上値の重さも引き続き警戒されやすいところではある。米中協議の行方やイラン情勢の緊迫化などがリスクオフに向かわせているほか、日米決算が本格化することも手掛けづらくさせる。  そのほか、日米通商交渉の実務者協議が24-26日、米ワシントンで開催される。トランプ大統領のツイッター発言なども飛び出しやすいところであり、波乱含みから引き続き商いは膨らみづらい需給状況でもある。また、今週は米国では経済指標の発表が多く、内容次第では月末に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)において、利下げ期待が後退する可能性もあるだろう。米国市場の動向には引き続き注視する必要がある。  昨日の日経平均は売り先行後は下げ渋りをみせていたが、テクニカル面では先週割り込んできた25日線や75日線が抵抗として意識されており、狭いレンジでのこう着となった。参加者も限られており、売買代金は1.6兆円にとどまっている。値がさハイテク株への物色で売買代金は若干膨らみそうだが、2兆円を超えられない状況下においては、中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわざるを得ないだろう。 《AK》
関連銘柄 3件
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(0.42%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
15,650
5/17 15:00
-35(-0.22%)
時価総額 1,589,884百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(-1.98%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24