マーケット
5/16 15:15
38,920.26
+534.53
39,869.38
-38.62
暗号資産
FISCO BTC Index
5/17 8:50:24
10,161,826
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は大幅反発、マド埋めは週明けの米国市場の動向次第に

2019/7/1 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は大幅反発、マド埋めは週明けの米国市場の動向次第に  日経平均は大幅に反発。383.01円高の21658.93円(出来高概算5億5000万株)で前場の取引を終えた。注目された米中首脳会談では、貿易協議の再開で合意と想定された結果となったが、ファーウェイに米国製品を売ることを認めていきたいと態度を軟化させたことがサプライズとなった。ギャップスタートで始まった日経平均は一気に直近戻り高値を上放れると、その後は高値もち合いを続けながらも、前引けにかけてじりじりと上げ幅を広げてきている。これにより、大型連休後の下げで空けていたマド(21639円-21875円)の下限レベルを回復してきている。  東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1900を超えており、全体の9割を占める全面高商状。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、海運の上昇率が3%を超えているほか、電気機器、医薬品、機械、証券の上昇率が2%を超えている。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>がけん引。  米中首脳会談において貿易協議の再開で合意したことにサプライズ感はないが、期待先行で上昇していた訳でもなく、ポジションがロングに傾いている需給ではないことから、一先ずアク抜けにつながる格好であろう。ファーウェイ問題についても、米高官は世界的に入手できる汎用品に限定されるとし、安全保障上の懸念があるものは認可が下りないと明言しており、楽観視はできないところではある。とは言え、ファーウェイ問題による業績懸念が強まっていただけに、買い戻しに向かわせる材料である。  日経平均は、5月の大型連休後の下落局面で空けたマド下限を回復してきている。今後は21500円を支持線として意識しつつ、マド埋めに向かう流れとなるかを見極めるところであろう。グローベックスの米株先物では、NYダウは200ドルを超える上昇で推移しており、週明けの米国市場の上昇は織り込み済みである。ただし、200ドルを超える上昇や米半導体株の強い動きがみられるようだと安心感につながるだろう。週明けの米株動向を受けた明日以降の相場展開が期待されるところである。 《AK》
関連銘柄 5件
6762 東証プライム
7,266
5/16 15:00
+328(4.73%)
時価総額 2,824,817百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,517
5/16 15:00
+159(2.97%)
時価総額 4,226,954百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,610
5/16 15:00
+106(2.35%)
時価総額 4,654,012百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
36,820
5/16 15:00
+1,590(4.51%)
時価総額 17,365,527百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,380
5/17 0:00
±0(0%)
時価総額 13,167,985百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27