株～企業情報・おすすめ銘柄

*16:32JST アクセル Research Memo（2）：パチンコ・パチスロ機向けファブレス半導体企業（1） ■事業概要 1. 会社概要 アクセル<6730>は遊技機（パチンコ、パチスロ）に搭載される液晶ディスプレイに画像を映し出すグラフィックスLSI（以降、G-LSI）で市場シェアの約50%を握るトップメーカーで、製造は外部に委託し研究開発・販売戦略に特化するファブレスメーカーである。また近年は、遊技機のコンテンツを格納するメモリモジュールの売上高も拡大し、同社の主力製品となっている。子会社のaimRage(株)※で手掛けており業界シェアは約80%とほぼ独占状態となっている。その他の製品では、パチンコ・パチスロ機向けのLEDドライバのほか、医療機器や産業機器などの組込み機器向けG-LSIの開発・販売を行っている。 ※2020年11月に、遊技機向け次世代メモリの開発販売を目的に富士通デバイス(株)（現、NVデバイス(株)）と合弁で設立し、2022年3月期から連結対象子会社に加えている（出資比率85%）。 また、遊技機向けG-LSIの開発で蓄積してきた開発力を生かして、AIソリューション等の新たな事業領域へ展開すべく、2019年5月にax(株)を子会社として設立した（出資比率87.7%）。axでは同年6月にソフトウェア開発を行うbitcraft(株)、同年8月に画像認識・処理技術の開発を行うモーションポートレート(株)を完全子会社化し、のちに吸収合併している。（bitcraftは同年10月、モーションポートレートは2020年12月）。なお、2024年3月期末の連結従業員数は、前期末比2名増の128名、うち単体は2名増の97名となっている。 2. 事業セグメント (1) LSI開発販売関連 「LSI開発販売関連」セグメントでは、遊技機向けG-LSIのほか、メモリモジュールやLEDドライバ等周辺デバイスの開発販売を行っており、2024年3月期の売上高構成比で96.4%を占める。同社の遊技機向けG-LSIの特徴は、比較的廉価なCPUとの組み合わせでも高精細な描画表示を実現する能力を有していることにある。また、画像ロムに格納された圧縮画像データを瞬時に伸長して高速表示するほか、多彩な演出を可能とする各種エフェクト機能も搭載している。遊技機向けG-LSIについては、このような特定用途に特化した技術が必要となるだけでなく、設計プロセスの微細化、回路規模の大型化により研究開発費が増大する傾向にあるため参入障壁が高くなっている。競合企業としてはヤマハ<7951>、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>等が挙げられる。 なお、遊技機向けのG-LSI、メモリモジュールは、リユース（再使用）品が一定規模で使われており、機器の出荷台数とこれら半導体の需要が必ずしも連動しない点には留意する必要がある。これは遊技機に搭載される部材が複数回の繰り返し利用にも耐えられる品質となっていることに加えて、遊技機メーカーがコスト削減や環境問題対応のためにリユース品を使う動きが広まったことが背景にある。遊技機メーカーはリサイクル業者を介してパチンコホールから部材を回収して再利用している。リユース率は遊技機メーカーのコスト削減施策の動向や半導体の世代交代の影響を受けるが、G-LSIについては年間需要のおよそ2〜4割、メモリモジュールは1〜3割がリユース品になっていると推定される。 同社はファブレスメーカーのため、半導体の製造に関してはすべて外部に委託している。G-LSIについては「AG5」まで国内半導体メーカーをメインに製造委託してきたが、「AG6」は最先端の微細回路技術を低コストで量産可能な海外大手ファンドリーメーカーに製造委託している。このため、「AG6」の仕入れについては為替変動の影響を受けることになる。2022年以降、為替の円安進行が続き仕入コスト高要因となっているが、一部為替の予約を実施しているほか、仕入価格の上昇に伴う価格調整も一部実施しており、コスト高に対応している。2024年3月期の主要顧客別売上構成比では、緑屋電気(株)が51.2%、加賀FEI(株)が27.6%、加賀電子<8154>が12.4%となっており、3社で90%を超える比率となっている。 なお、同社は研究開発型のファブレスメーカーであるため、売上高に占める研究開発費率が高いという特徴が2019年3月期まであったが、2020年3月期以降は研究開発費も年間15億円前後の水準で落ち着き、売上高比率も2024年3月期は9.0%を10%を下回る水準まで低下した。主因は「AG6」の開発費がピークとなった2019年3月期以降、次世代G-LSIの開発がスタートしていないことによる。「AG5」から「AG6」への移行スピードが従来よりも緩やかなペースとなっているためだ。「AG5」に対して「AG6」は高性能ではあるが、消費電力が高いことや高価格であることが市場環境と相まってネックとなっているようだ。このため、同社は2025年3月期から設計を見直し低消費電力化とシステムコストの低価格化を実現した「AG6」の後継品の販売を開始する予定となっている。本格販売は2026年3月期からとなり、同製品の投入によって移行スピードも加速するものと予想される。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲） 《HN》

*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 石井鐵工所、ぷらっとホーム、日本電子材料など 銘柄名<コード>13日終値⇒前日比 共立メンテナンス<9616> 2346.5 -95.0 第1四半期お好決算もサプライズ限定的で。 ソディック<6143> 690 -23 上方修正発表で先週末は大幅高も。 ヤマトHD<9064> 1546 -68 MSCIからの除外が発表される。 楽天グループ<4755> 851.4 +71.9 上半期は順調に最終赤字幅が縮小で。 トレンドマイクロ<4704> 8235 +493 TOB観測からのプレミアム付与期待が続く。 東葛HD<2754> 730 +100 オートバックス子会社による810円のTOB価格にサヤ寄せ続く。 THEグローバル社<3271> 520 +80 今期の増益・増配見通しを評価。 PCI－HD<3918> 1031 +150 レスターが子会社化目指し1株1210円でTOB。 Mipox<5381> 450 +80 通期業績予想を上方修正。 理研コランダム<5395> - - オカモトが実施のTOB価格5100円にサヤ寄せ続く。 石井鐵工所<6362> 4155 +700 MBO実施によるTOB価格8364円にサヤ寄せ続く。 木村化工機<6378> 696 +100 第1四半期営業益は倍増へ。 桂川電機<6416> 928 +150 第1四半期の経常黒字転換を材料視。 ヴィスコ・テクノロジーズ<6698> 733 +100 TOB価格1100円にサヤ寄せが続く。 ぷらっとホーム<6836> 1655 +300 第1四半期経常損益ゼロまで回復。 ユニバンス<7254> 492 +80 第1四半期の高い業績変化率を受け。 enish<3667> 370 +80 上期最終赤字は前年同期比縮小へ。 理経<8226> 296 +48 第1四半期経常益は上期計画を超過。 オプティマス<9268> 567 +80 第1四半期は営業益倍増へ。 新田ゼラチン<4977> 778 +100 第1四半期経常益は8割超の増益に。 ダイニック<3551> 781 +100 第1四半期大幅経常増益に。 CDG<2487> 1677 +186 CLHDのTOB価格1680円にサヤ寄せ続く。 倉元製作所<5216> 407 +34 13日に上半期の決算発表を予定。 ジェクシード<3719> 253+32 上半期は経常黒字に浮上へ。 リベルタ<4935>996 +72 取引規制の緩和を引き続き材料視。 日本電子材料<6855> 2987 +302 先週末急反落で再度上方修正評価。 GENOVA<9341> 1449 +134 第1四半期営業利益32.5％増。 HENNGE<4475> 862 -112 第3四半期累計の営業利益64.3％増だが上期の2.4倍から増益率が縮小。 Arent<5254> 5500 +90 営業利益が前期74.6％増・今期38.4％増予想で前週末ストップ高。 13日は売り買い交錯。 博展<2173> 554 +49 上期営業利益が前年同期の0.79億円から10.08億円に拡大し前週末ストップ高。 13日も買い人気継続。 スカイマーク<9204> 646 -26 第1四半期営業損益が21.82億円の赤字と前年同期の14.36億円の赤字から 赤字幅が拡大。 LAホールディングス<2986> 3670 -35 上期営業利益45.3％減。 カバー<5253> 1696 +169 第1四半期営業利益6.8％減で前週末売られるが13日は見直し買い。 免疫生物<4570> 448 -13 第1四半期営業黒字転換で前週末に人気化。13日は売り優勢。 DMP<3652> 2085 +108 第1四半期営業利益が前年同期比2.1倍で引き続き手掛かり材料に。 QDレーザ<6613> 392+27 第1四半期営業損益が1.67億円の赤字で前週末は売り優勢。13日は見直し買い。 《CS》

*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 名村造船所、理研コランダム、石井鐵工所など 銘柄名<コード>9日終値⇒前日比 ニーズウェル<3992> 283 -22 4-6月期は経常減益となり。 エン・ジャパン<4849> 2403 -191 第1四半期大幅増益だが減収に。 日本トムソン<6480> 474 -37 今期業績予想は下方修正へ。 GMOペイメントゲートウェイ<3769> 7725 -675 オンライン決済の回復遅延などマイナス視も。 博報堂DY　HLDG<2433> 1126.5 -57.5 第1四半期営業増益も進捗率低水準に。 リンナイ<5947> 3041 -184 決算受けての買い一巡後は処分売り優勢の流れ続く。 コーセー<4922> 8485 -373 決算発表後は売り優勢の展開続く。 リクルートＨＤ<6098> 8302 +529 第1四半期決算は市場コンセンサス上回り。 東京エレクトロン<8035> 25810 +180 第1四半期業績上振れで通期予想も市場予想水準超に上方修正。 CDG<2487> 1491 +300 CLHDが1株1680円でTOBを実施と発表。 東葛HD<2754> 630 +100 オートバックス子会社が1株810円でTOBを実施へ。 理研コランダム<5395> 3290 +500 オカモトが1株5100円でTOBを実施へ。 石井鐵工所<6362> 3455 +502 MBO実施を発表、TOB価格8364円にサヤ寄せ。 ヴィスコ・テクノロジーズ<6698> 633 +100 三菱電機が1株1100円でTOBを実施する。 名村造船所<7014> 1721 +300 第1四半期営業益3倍と急拡大。 メタプラネット<3350> 1190 +297 新株予約権の無償割り当て実施を引き続き材料視。 マリオン<3494> 317 +48 底打ち感からのリバウンドが続く格好に。 やまみ<2820> 3945 +475 今期も営業益は2ケタ増益見通しに。 ダイドーリミ<3205> 884 +103 第1四半期決算受けてあく抜け感が先行。 守谷輸送機工業<6226> 1508 +180 第1四半期大幅増益決算を高評価へ。 明和地所<8869> 957 +97 第1四半期大幅増益を評価。 ヤマックス<5285> 1198 +110 震災対策関連として物色向かう。 SDSHD<1711> 277 +30 底値到達感広がり自律反発。 ぷらっとホーム<6836> 1355 -380 短期的な過熱感で利食い優勢。 あんしん保証<7183> 173 -15 第1四半期は最終赤字決算に。 ＧＣジョイコ<6249> 1874 -233 第1四半期決算受けて出尽くし感優勢も。 日本電子材料<6855> 2685 -335 8日は業績上方修正で大幅高も。 Arent<5254> 5410 +700 営業利益が前期74.6％増・今期38.4％増予想。 DMP<3652> 1977 +51 第1四半期営業利益は前年同期比2.1倍。 クラダシ<5884> 291 -14 25日線が上値を阻む形に。 インフォネット<4444> 1135 +150 8日ストップ高の買い人気継続。 カバー<5253> 15278 -210 第1四半期営業利益6.8％減。 免疫生物<4570> 461 +37 第1四半期営業利益が0.51億円と前年同期の0.00億円の赤字から黒字に転換。 JWS<7386> 2872 -318 第3四半期営業利益が27.0％増だが上期の38.2％増から伸び率鈍化。 日本情報C<4054> 811 +73 6日に発表した第1四半期決算を引き続き好感し年初来高値。 QDレーザ<6613> 365 -12 第1四半期営業損益が1.67億円の赤字。売り先行だが下値は堅い。 ステムセル研究所<7096> 1596 +87 7日発表の第1四半期営業利益39.5％増に8日は反応薄。9日は買い先行。 《CS》