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プロネクサス Research Memo(1):20年3月期は増収増益。上場企業のディスクローズ、IRニーズは拡大傾向

2020/6/3 15:11 FISCO
*15:11JST プロネクサス Research Memo(1):20年3月期は増収増益。上場企業のディスクローズ、IRニーズは拡大傾向 ■要約 プロネクサス<7893>は、上場会社や金融商品運用会社の投資家向けディスクロージャーやIR資料作成実務等を支援してきた。専門性・正確性が要求される分野で、ハイクオリティなサービスとコンサルティングを提供している。さらに、独自の開示業務支援システムを中心に、ディスクロージャーやIRに関する様々なサービスを展開。上場会社の約60%を顧客とするなどシェアは高い。 2020年5月14日に発表された2020年3月期決算は、売上高が前期比5.6%増の24,446百万円、営業利益は同2.9%増の2,571百万円と増収増益となった。上場企業のディスクローズ、IRに関するニーズは年を追うごとに拡大する傾向にある。ファンド数の減少に伴い、国内投信関連製品が減少しながらも、上場会社ディスクロージャー関連では株主総会招集通知のカラー化による単価アップ、上場会社IR関連ではWebサービスの受注増加傾向が続いている。 利益面では、体制強化とサービス向上による労務費増などのマイナス要因があったものの、売上増加の効果により、原価率が前期の60.8%から60.5%に若干減少した。その一方、体制強化に伴い人件費が増加したため、販売管理費がアップしたほか、(株)レインボー・ジャパンの連結子会社化による費用などがあり、増益を確保しながらも営業利益率は10.8%から10.5%に若干低下した。 2021年3月期については、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞により、主要顧客である事業会社や投資信託の動向などが不透明なことから、売上高、利益ともに未定とした。中期経営計画の見通しに関しても、2年目、3年目の業績目標に関して、一旦取り下げるとしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也) 《EY》
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株主総会招集通知、開示書類作成アウトソーシングサービスなどを行う上場会社ディスクロージャー関連が主力。1930年創業。上場会社約2300社と取引。配当性向50%以上基準。非印刷分野の拡大などに注力。 記:2024/08/12